ノード障害によるフェイルオーバーからの復旧
ESXi ホストの障害によりフェイルオーバーが発生した場合、仮想ハードディスクの切り離しが行えないため、停止したゲスト側にも仮想ハードディスクが接続されたままになります。
このため、復帰時に複数のゲストが仮想ハードディスクへアクセスを試みますが、その操作はハイパーバイザにより制限されるため、ゲストは起動できない状態になります。
このような状態が発生した場合には、vSphere client を使用して、ゲストから仮想ハードディスクを切り離すことで復帰できます。
ESXi ログイン情報の変更
ESXi ホストのユーザー名・パスワードを変更する場合は以下の手順を実行してください。
- LifeKeeper もしくはすべての VMDK リソースを停止します。
- コマンドラインから以下のコマンドを実行して下さい。
# /opt/LifeKeeper/lkadm/subsys/scsi/vmdk/bin/esxi_register -u <ESXi ホスト名>
対話的に新しいユーザー名およびパスワードを入力してください。正常にログインできた場合には、新しい情報に更新されます。
VMDK リソースが起動している場合やログインできない場合はエラーになり、情報は更新されません。 - 停止した LifeKeeper もしくは VMDK リソースを起動します。
- すべてのノードに対して同様の操作をおこない、ログイン情報を更新します。
ESXi ホスト情報の削除
登録している ESXi ホストの情報を削除する場合には、以下の手順を実行して下さい。
- LifeKeeper もしくはすべての VMDK リソースを停止します。
- コマンドラインから以下のコマンドを実行して下さい。
# /opt/LifeKeeper/lkadm/subsys/scsi/vmdk/bin/esxi_register -d <ESXi ホスト名> - 停止した LifeKeeper もしくは VMDK リソースを起動します。
- すべてのノードに対して同様の操作をおこない、ホスト情報を削除してください。
esxi_register詳細
ホストの登録 | esxi_register -a <ESXi ホスト名> |
ホストの削除 | esxi_register -d <ESXi ホスト名> |
ログイン情報の更新 | esxi_register -u <ESXi ホスト名> |
登録済みホストの一覧 | esxi_register -l |
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