一度 SAP プロセスが LifeKeeper クラスタ内のシステムで機能し始めると、主要な SAP 機能について、LifeKeeper でリソースを作成する必要が生じます。これには、ASCS システム、DVEBMGS システム、SCS システム、および Oracle データベースが含まれます。  

このトピックでは、Oracle を LifeKeeper 環境で保護するためのいくつかの特別な考慮事項を説明します。

  • LifeKeeper for Linux Oracle Application Recovery Kit がインストールされていることを確認してください。
  • SAP のインストール中、SAPinst プロセスは、通常、データベースソフトウェアが既にインストールされ設定済みであることを前提としています。ただし、SAP で使用するデータベースが Oracle の場合、SAPinst プロセスはインストーラから Oracle インストールツール (RUNINSTALLER) を起動し、Oracle のインストールを完了させます。
  • SAP のインストール中に Oracle をインストールすると、Oracle SID が作成されます。この SID は、Oracle Recovery Kit によって要求されます。そのため、Oracle リソースを LifeKeeper で作成するときに提供できるよう準備してください。
  • Oracle を使用して 標準的な SAP インストールを作成する場合、Oracle インスタンスが使用する 13 個の個別のファイルシステムが作成されます。一般的に、これらのファイルシステムは、それぞれ LVM 論理ボリュームの最上位階層に構築され、それぞれに多くの別々の物理ボリュームが含まれることがあります。LifeKeeper が正しくこれらのファイルシステムを表現するため、各物理ボリュームと論理ボリュームおよびそれらのボリュームグループに対して個別のリソースが作成されます。この大規模なリソース集合を LifeKeeper 階層にまとめる必要があるため、Oracle 階層の作成と拡張を完了するにはある程度の時間がかかることがあります。作成処理に 1時間かかり、さらに拡張処理に 10~20分かかることは珍しくありません。
  • 必要な Oracle (および SAP) ファイルシステムを LVM の最上位階層に構築することは必須ではなく、LifeKeeper 内の SAP と Oracle の Recovery Kit は、標準の Linux ファイルシステムで良好に動作します。
  • LifeKeeper Oracle Recovery Kit は、Oracle SAP インストールが標準の Oracle 依存関係として使用する 13 個のファイルシステムのうち、10 個を識別することができ、これらのファイルシステムについて自動的に階層に依存関係を作成します。Oracle Recovery Kit は、 saptrace 、sapreorg、saparch ファイルシステムを自動的に認識しません。LifeKeeper を設定する管理者は、これらの追加のファイルシステムについて、手動で リソース依存関係の作成 を行う必要があります。

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