説明
ユーザ名 / パスワードの問題:

  • デフォルトのユーザ名がパスワードで保護されている場合、すべての検証が完了するまで create UI はこれを検出しません
    Sybase リソースを作成する際に、ユーザ名の入力が要求されます。フロントのヘルプには、ユーザが指定されない場合はデフォルトの「sa」が使用されるというメッセージが表示されます。ただし、この時点ではデフォルトのアカウントに対するパスワード検証は実行されません。LifeKeeper for Linux が Sybase リソースを作成しようとする際に、パスワードの検証 / 入力が行われていないためにリソース作成が失敗します。パスワード検証は [user/password] ダイアログで発生しますが、ユーザプロンプトに有効なユーザが実際に入力された場合のみです。デフォルトのユーザ名を使用する場合でも、 create 操作時にそのユーザ名を指定する必要があります。

  • ユーザ名が指定されない場合、パスワードの入力要求が省略されます

    ユーザ名を入力しない場合、[user/password] ダイアログはパスワードの入力要求を省略します。UI オプションを使用してユーザ / パスワードを更新する際に Sybase のユーザ名を入力しない場合、デフォルトの「sa」が使用され、そのアカウントのパスワード検証は実行されません。これにより、無効な認証情報のエラーが発生して、データベースの監視が失敗します。デフォルトのユーザ名を使用する場合でも、update 操作時にそのユーザ名を指定する必要があります。この問題を解決するには、以下の手順を実行してください。

  1. 必要な Sybase データファイルが、目的のサーバから現在アクセス可能であることを確認します。多くの場合、プライマリ上のローカルリカバリの障害を監視するため、これはバックアップサーバです。

  2. このサーバのコマンドラインから Sybase データベースインスタンスを開始してください (データベースを手動で開始する方法の詳細は、Sybase 製品のドキュメンテーションを参照)。

  3. コマンドラインを使用して、LKROOT/bin ディレクトリ (/opt/LifeKeeper/bin) に移動 (cd) してください。

  4. bin ディレクトリで次のコマンドを実行してください。

    ./ins_setstate –t <SYBASE_TAG> -S ISP

    <SYBASE_TAG>は Sybase リソースのタグ名です。

  5. コマンドの実行が完了した後、ただちに UI から Update User/Password Wizard を実行し、有効なユーザ名を入力してください (Sybase のデフォルトの「sa」を使用する場合も同様)。 注記 : Update User/Password Wizard にアクセスするには、Sybase リソースインスタンスを右クリックし、 [Change Username/Password] を選択してください。

  6. ローカルサーバ上で階層が更新された後、リソースがすべてのノードで in service にすることができることを確認してください。

Sybase のローカルユーザ名が 8 文字以上の場合、バックアップサーバの保護が失敗します
Sybase のユーザ名は 8 文字未満にする必要があります。Sybase のローカルユーザ名が 8 文字以上の場合、リソース作成に使用されるプロセスとユーザ ID のチェック、および監視が失敗します。また、これにより、有効な Sybase Backup Server のインスタンスを保護の対象として選択できなくなります。この問題は、オペレーティングシステムが 8 文字以上のユーザ名を各種コマンド (ps など) の UID に変換することに起因します。7 文字以下のユーザ名を使用する必要があります。
リソース作成問題:

  • Sybase のデフォルトのインストールプロンプトは、16.0 SP02(/opt/sybase) に基づきます。LifeKeeper for Linux でリソースを作成する際に、Sybase のインストール場所のデフォルトプロンプトが、Sybase バージョン 16.0 SP02(/opt/sybase) からの相対パスとして表示されます。リソース作成のプロンプトには、Sybase の正しいインストール場所を手動で入力するか、参照する必要があります。
拡張の問題:

  • 拡張時に Sybase のタグプロンプトが編集可能ですが変更しないでください 拡張時に Sybase のタグプロンプトが編集可能ですが、これは推奨されません。サーバごとに異なるタグを使用すると、コマンドラインによるリモート管理で問題が発生するおそれがあります。
[Properties] ページの問題:

  • [Properties] ペインに [update user/password] の画像が表示されません 正しい画像の代わりに小さい四角がツールバーに表示されます。この四角を選択すると、 User/Password Update Wizard が起動されます。
Sybase Monitor Server は、Sybase 15.7 と LifeKeeper for Linux の組み合わせではサポートされていません。Sybase 15.7 で Sybase Monitor Server プロセスを設定する場合、Generic Application (gen/app) リソースを使用してこのサーバプロセスを保護する必要があります。
Remove コマンドが SLES 11 上の Sybase から認識されません

バックアップサーバで Sybase を in service にする場合、はじめにプライマリサーバで out of service にする必要があります。Sybase からこのコマンドを認識するようにするには、行に「locales/locales.dat」を追加し、LifeKeeper for Linux が「POSIX」を「vendor_locale」として使用して、リモートで Sybase コマンドを実行するようにします。

例:
locale = POSIX, us_english, utf8
Sybase RK を使用してリソースを作成できない、または SLES 15 を使用している場合に LifeKeeper のアップグレードで問題が発生する

症状:
SLES 15(SLES 15 SP1 または SP2 を含む)を設定する場合、LifeKeeper のアップグレードまたは新規インストール時に Sybase RK が動作しない場合があります。

LifeKeeperの新規インストール中は、Sybaseリソースを作成できません。また、LifeKeeperのアップグレード中に、LifeKeeperからのリソース制御で問題が発生する可能性があります。この問題の元になっているエラーは、「An error occurred when attempting to allocate localization-related structures(ローカリゼーション関連の構造を割り当てようとした際にエラーが発生しました)」です。

解決方法:
解決方法は2つあります。

  1. ファイル /sybase/<SID>/locales/locales.dat の [Linux] セクションに、次の行を追加します。
    locale = POSIX, us_english, utf8

    または、

  2. 次の行を、 syb<SID> ユーザープロファイルの Sybase プロファイルに追加します。このプロファイルは通常、 /sybase//SYBASE.sh にあります。
    export LANG=en_US.UTF-8

    <SID> は 3文字のシステム ID です。

    これらの変更により強制的に正しい言語が使用されるようになり、米国英語のロケールに適したものになります。日本や中国で別のロケールを使用している場合は、現地の国やシステムのロケールを確認してください。

    また、 syb<SID> ユーザーに su して echo $LANG コマンドを実行することもできます。cshell パラメーターは、適切なロケールの正しい言語を指します。

    一方の方法ではシェルスクリプトを変更し、他方ではロケールに POSIX サポートを追加しています。Sybase (SAP ASE) データベース管理者のやりやすいほうで変更してください。

Sybase ARK の稼働を検出できません

症状: Sybase ARK の稼働を検出できません

原因: Sybase ARK はデフォルトの sql interface tool (isql) を使用します。一部の 64 ビットシステム上では、この isql toolは、isql ではな くisql64 としてインストールされています。

解決方法: isql64 ツールを同一パスにおいて isql としてコピーしてください。もしくは isql64 に対して isql という名前でリンクを作成してください。

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