/etc/mtab が /proc/self/mounts へのシンボリックリンクであるシステムでは、NFS v4 とバインドマウントは一緒に使用できない RHEL 7.0 以降、CentOS 7.0 以降、OL 7.0 以降、および SLES 12 SP1 以降のシステムでは、以前 /etc/mtab にあったバインド情報が /proc/self/mounts にないため、NFS v4 共有を使用してバインドマウントを使用することはできません。 |
最上位の NFS リソース階層は hanfs リソースのスイッチバックタイプを使用します 障害からサービス状態に復旧する際に NFS リソース階層がプライマリサーバにスイッチバックするかどうかを制御するスイッチバックタイプは、hanfs リソースで定義されます。 |
一部のクライアントが nfs ファイルロックを再取得できません NFS クライアントとして動作しているとき、一部の Linux カーネルは、「NFS ロックが解除されているので、再取得する必要がある」という、NFS サーバからの通知に正常に応答しません。そのため、これらのシステムが、LifeKeeper に保護されている NFS ファイル共有のクライアントである場合、これらのクライアントで保持されている NFS ロックは、フェイルオーバまたはスイッチオーバの際に失われます。 NFS マウントオプションの推奨値で NFS ロックを使用する場合、以下のオプションを設定することを推奨します。 rw,nolock,bg,hard,nointr,tcp,nfsvers=3,timeo=600,rsize=32768,wsize=32768,actimeo=0 |
NFS v4 の変更は SLES 11 nfs サブシステムの操作と互換性がありません SLES 11 の非 NFS v4 リモートエクスポートのマウンティングによって、rpc.statd が開始されます。NFS v4 ルートエクスポートを保護するクラスタ内の out of service ノードでは、rpc.statd の開始に失敗します。 解決方法: NFS v4 ルートエクスポートを保護しているクラスタで NFS v2/v3 と混在させないでください。 |
IPv6 では NFS v4 を設定できません IPv6 仮想 IP は NFSv4 階層にまとめられます。 解決方法: NFS v4 リソースの作成時に IPv6 仮想 IP リソースを使用しないでください。 |
NFS v4:拡張解除後に階層を再拡張できません エクスポートポイントがすでにターゲットサーバでエクスポート済みなので、拡張に失敗します。NFS v4 階層がサーバ A で作成され、サーバ B に拡張され、サーバ B で in service になった後にサーバ A から拡張解除された場合、NFS v4 階層のサーバ A への再拡張は失敗します。 解決方法: サーバ A で exportfs -ra というコマンドを実行し、残された追加エクスポート情報をクリーンアップします。 |
NFS v3 でのファイルロックのスイッチオーバーが、特定の OS で失敗します リソースのスイッチオーバーまたはフェイルオーバーの際、下記に記載の OS 上では NFS v3 のファイルロックのフェイルオーバーが機能しません。NFS v3 でのロックフェイルオーバーはこれらのバージョンではサポートされていません。
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Oracle Recovery Kit は NFS v4 をサポートしていません Oracle Recovery Kit は共有データベースストレージ用に NFS v3 をサポートしています。NFS v4 ファイルロッキングメカニズムのため、NFS v4 は、現時点ではサポートされていません。 |
NFS サブシステムの停止と起動が、SIOS Protection Suite で保護される NFS エクスポートに悪影響を及ぼします SIOS Protection Suite for Linux が NFS エクスポートを保護しているときに、NFS サブシステム (Red Hat の /etc/init.d/nfs または SuSE の /etc/init.d/nfsserver) が停止された場合、NFS の停止動作ですべてのディレクトリのエクスポート解除が実行されるため、SIOS Protection Suite for Linux が保護しているすべてのエクスポート済みディレクトリが影響を受けます。SIOS Protection Suite for Linux の NFS quickCheck スクリプトが停止した NFS のプロセスを検出し、ローカルリカバリを実行してプロセスを再起動してから、ディレクトリを再エクスポートします。ただし、SIOS Protection Suite の NFS ARK がすべてを復旧するために、保護されたエクスポートのすべてについて quickCheck が実行されます。例えば、SIOS Protection Suite for Linux の NFS ARK により 5 個のエクスポートが保護されている場合、そのキットが保護するすべてのエクスポート済みディレクトリを復旧するために、quickCheck が 5 回実行されます。デフォルトの quickCheck 時間は 2 分なので、すべてのエクスポート済みディレクトリを復旧するには、10 分かかります。 対応策: SIOS Protection Suite の NFS ARK がシステム上のエクスポート済みディレクトリをアクティブに保護しているときには、NFS サブシステムを停止しないでください。NFS サブシステムを停止する必要がある場合は、すべての NFS リソースをスタンバイノードに切り替えてから NFS サブシステムを停止してください。exportfs コマンドの使用も検討する必要があります。このコマンドラインユーティリティは 1 つのディレクトリのエクスポート / エクスポート解除の機能を装備しているので、NFS サブシステム全体を停止する必要がなくなります。 |
RHEL8 など UDP が無効になっているサーバーでは、/etc/default/LifeKeeper に “NFS_RPC_PROTOCOL=tcp” を設定する必要があります nfsd 起動確認に UDP を使用しています。UDP が無効になっているサーバーではリソース作成に失敗します。TCP で起動確認をするために変更が必要です。 |
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