前提条件
イベントメール通知機能は、LifeKeeper のコア機能の一部として含まれており、LifeKeeper の追加パッケージをインストールする必要はありません。ただし、LifeKeeper イベントのメール通知を生成する LifeKeeper の各ノードに電子メールソフトウェアがインストールされている必要があります。LifeKeeper は、mailx パッケージによってインストールされるメールユーティリティを使用して通知を送信します。
メールの設定は、LifeKeeper の本機能が提供する範囲ではありません。デフォルトでは、LifeKeeper イベントメール通知は無効になっています。
設定作業
LifeKeeper イベントメール通知を設定するには、以下の作業を実施します。
- 上述のメールユーティリティが利用できることを確認します。
- LifeKeeper のイベントのメール通知を受信するユーザ (1 人以上) を特定し、LifeKeeper のデフォルトファイル /etc/default/LifeKeeper の LK_NOTIFY_ALIAS を設定します。これを行うには、コマンドラインを使用するか、ファイル /etc/default/LifeKeeper を編集して通知を受信するメールアドレスまたはエイリアスを指定します。
- コマンドラインからは、lk_confignotifyalias を使用します (詳細については、lk_confignotifyalias (1M) のマニュアルページを参照してください)。このユーティリティでは、カンマ区切りのメールアドレスまたはエイリアスのみ使用できます。
- コマンドラインからは、lk_confignotifyalias を使用します (詳細については、lk_confignotifyalias (1M) のマニュアルページを参照してください)。このユーティリティでは、カンマ区切りのメールアドレスまたはエイリアスのみ使用できます。
- または、デフォルトファイル /etc/default/LifeKeeper を編集してメールアドレスまたはエイリアスを追加します。LK_NOTIFY_ALIAS= エントリを見つけて「=」の右側にメールアドレスまたはエイリアス (1 つまたはカンマ区切りのリスト) を入力します (「=」の前後にはスペースを入れません)。
- または、デフォルトファイル /etc/default/LifeKeeper を編集してメールアドレスまたはエイリアスを追加します。LK_NOTIFY_ALIAS= エントリを見つけて「=」の右側にメールアドレスまたはエイリアス (1 つまたはカンマ区切りのリスト) を入力します (「=」の前後にはスペースを入れません)。
設定の確認
設定が正常に動作することを確認するには、LifeKeeper の処理を実行します (例えば、LifeKeeper を 開始 または 停止 する、または LifeKeeper GUI を使用して、あるリソースを手動で In Service の状態にするなど)。ファイル /etc/default/LifeKeeper の LK_NOTIFY_ALIAS で指定したユーザがメールを受信していること、LifeKeeper のログファイルにメッセージが記録されていることを確認します。メールを受信していない場合は、メール障害に対する通常のトラブルシューティング手順を実行してください。LifeKeeper のログを調べると、メール送信に問題があるかどうかを判断することができます。詳細については、メール通知のトラブルシューティング を参照してください。
イベントメール通知の無効化
LifeKeeper によるメール通知の生成を無効にするには、ファイル /etc/default/LifeKeeper の LK_NOTIFY_ALIAS 環境変数からメールアドレスとエイリアスの割り当てを削除するだけです。コマンドラインで lk_confignotifyalias ユーティリティを「--disable」オプションを付けて実行します (k_confignotifyalias (1M) マニュアルページの例を参照してください)。または、/etc/default/LifeKeeper を編集して、LK_NOTIFY_ALIAS のエントリを LK_NOTIFY_ALIAS = に変更します。この手順は、メール送信を無効にしたい各ノードで実行する必要があります。
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