ファイルシステムまたは高レベルアプリケーションが LVM 論理ボリュームを使用する階層を作成するには、次の高レベル手順に従う必要があります。

  1. LVM ボリュームグループと論理ボリュームに必要な設定を決定してください。このとき、以下の点を考慮してください。

• そのボリュームグループに関連するすべてのディスクリソースを、LifeKeeper クラスタ内のサーバ間で一緒に移動させる必要があります。

• そのボリュームグループに関連するすべての論理ボリューム (およびファイルシステムまたはそれを使うアプリケーション) は、LifeKeeper クラスタ内のサーバ間で一緒に移動しなければなりません。

• ( SLES と RHEL7 のみ ) LVM RK のインストールの時に lvm2-lvmetad は無効になります。ただし、LVM RK のインストール後にlvm2 をインストールした場合は、自分で無効にする設定が必要です。設定方法は OS のマニュアルを参照してください。

  1. アプリケーションのプライマリサーバになるシステム上で、必要なボリュームグループと論理ボリュームを作成しアクティブにします。作成には LVM パッケージに含まれるツールを使いますが、その説明はドキュメンテーションとリファレンス トピックの参照先にある LVM HowTo ドキュメントで説明しています。

共有ストレージを使用してる場合は、ボリュームグループに割り当てられたすべての物理ボリュームが、保護されたアプリケーションを実行しようとしている LifeKeeper クラスタ内のマシン間で適切に共有されていることを確認してください。DataKeeper で LVM を使用したい場合は、DataKeeper で LVM を使用する のトピックを参照してください。

  1. 各論理ボリューム上でファイルシステムを作成します。そうせずに、Raw I/O を使用したい場合は、Raw デバイスをそれぞれの論理ボリュームデバイスにバインドします。
  1. 使用するアプリケーションに関連する LifeKeeper リカバリキット管理ガイドに記載されている設定手順に従い、保護されたアプリケーションをファイルシステム上で設定します。

適切なリカバリーキット管理ガイドに記載の手順に従って、アプリケーション階層を作成および拡張します。

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