このセクションでは、Linux環境でMicrosoft SQL Server2017を保護するための手順を概説します

LifeKeeperにはMSSQL専用のApplication Recovery Kitはありませんが、LifeKeeperはMSSQLを一般的なサービスとして保護できます。この機能はQuick Service Protection (QSP)と呼ばれ、MSSQLだけでなく、Linux環境で動作する他のサービスも保護することができます。
データベースリソースを保護するには、DataKeeperを使用してノード間でデータを複製する必要があります(共有ストレージまたはSANデバイスを使用している場合を除く)。
次の表は、各コンポーネントの位置の概要を示したものです。

アイテム
ロケーション
Master DataBase Files /datakeeper/mssql/data
Master Log File /datakeeper/mssql/xlog

ファイルシステムのデータレプリケーションを作成する方法 で説明したように、本ガイドでは /datakeeper を使用してノード間のデータレプリケーションを行います。したがって、 /datakeeper/mssql/data のデータもノード間で複製されます。(これは /datakeeper/mssql/data でも同様です)

このガイドでは、以下のコンピューティングリソースを使用しています(Microsoft SQL Serverリソースは、評価目的であっても他のリソースよりも多くのメモリを必要とします)ので、ご注意ください。

リソース
必要なサイズ
Memory 4 GiB

MSSQLリソースの設定

次の表は、MSSQLリソースを構成するための一般的な手順の概要です。赤色の「スタックディスク」のアイコンは、各ステップの時点でデータベースインスタンスを持つノードを示しています。グレーの「スタックディスク」アイコンは、データーベースが稼働していないことを示します。

また、灰色の「ストレージ」アイコンは、複製されたストレージ /datakeeper がノードで使用できないことを示します。

両方のノードにMSSQL2017をインストールする

Install MSSQL 2017 on a System

Node-Aでデータベースを作成する

データストレージがノードで使用可能かどうかを確認する方法 を確認してください。データストレージはNode-aで利用可能である必要があります。

マスターデータベースとログファイルをnode-a上の複製されたストレージに再配置する

Node-Bにデータベースを作成する

node-bにデータストレージをスイッチオーバーする

/datakeeper/MSSQLの下のフォルダーの名前を変更する

マスターデータベースとログファイルをNode-bの複製されたストレージに再配置する

LifeKeeperを使用して設定を完了する

node-aへデーターストレージをスイッチバックする

LifeKeeperでリソースを構成する

両方のノードでLocalRecoveryパラメーターをカスタマイズする

リソース間の依存関係を更新する

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