それぞれの例では、1 つまたは 2 つのデータベース ( databaseA 、 databaseB )が使用されています。デフォルトでは、Oracle データベースのシステム識別子(SID)と一致するタグ名が LifeKeeper から示されます。ただし、以下の例では、databaseA-on-server1 のように SID とサーバ名で構成されたタグ名が使用されています。
設定例を理解するには、次のような設定要件を留意しておいてください。
- LifeKeeper 階層 。LifeKeeper の管理を実行するときに、プライマリサーバは Oracle インスタンスが現在実行されている場所を参照します。LifeKeeper 階層を作成するときのシステム管理はこのサーバで行われます。この設定例では、プライマリサーバは Server 1、バックアップサーバまたは代替サーバは Server 2 です。
- 1 台のサーバのみによってロックされる共有ディスク 。共有ストレージリソースが LifeKeeper の保護下にあると、そのリソースに一度にアクセス可能なサーバは 1 つだけになります。共有デバイスがディスクアレイである場合、LUN 全体が保護されます。共有デバイスがディスクである場合、ディスク全体が保護されます。共有デバイスがディスクの場合は、ディスク全体がリザーブされます。サーバに障害が発生すると、最も優先順位の高いバックアップサーバが自身の保護を確立し、他のサーバをすべてロックします。
- 共有ディスク上のデータベース 。LifeKeeper Oracle Recovery Kit が正しく機能するには、データベースが常に共有デバイス上にあることが必要です。データベースは 1 つまたは複数のファイルシステムおよびディスク上に存在することができます。
注記: それぞれの設定図に付随する表は、プライマリサーバ(Server 1)の場合は [Create Resource Hierarchy] ウィザードに、バックアップサーバ(Server 2)の場合は [Extend Resource Hierarchy] ウィザードに入力される適切な情報の例を示しています。ウィザードに入力する情報の詳細については、LifeKeeper の設定作業 を参照してください。これらの表は、Recovery Kit を設定するときに役立つ参照情報となります。
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