データーベースを作成するには、『 PostgreSQLのサイト 』の手順に従います。さらに次の推奨事項にも留意してください。
- PostgreSQL データーディレクトリーは、initdb ユーティリティを使用し、 -D <data dir> オプションを指定して初期化する必要があります。initdb コマンドは PostgreSQL オペレーティングシステムユーザーとして実行する必要があります。
- PostgreSQL インスタンスデーターディレクトリーは共有ファイルシステムに存在している必要があります。
- PostgreSQL トランザクションログディレクトリーは共有ファイルシステム上に存在している必要があります。
- PostgreSQL データーベース名には英数字のみを使用する必要があります。
- データーベースを作成したら、PostgreSQL データーベースインスタンスの自動スタートアップを無効にする必要があります。LifeKeeper の保護下に入ったら、LifeKeeper がデーターベースの開始と停止を行います。
- PostgreSQL インスタンスは、階層の作成に先だって手動で開始する必要があります。インスタンスは、pg_ctl ユーティリティーにバックエンドオプション -o “ -p <port>” を指定して開始してください。
パスワードの保護を無効にする場合(インスタンスへの接続に、パスワード保護を使用しない)
- PostgreSQLデーターベースインスタンスがパスワード保護されない場合や、PostgreSQLの管理ユーザーからローカルクライアント接続にパスワードを必要としない場合は、エントリーがローカルトラスト接続を許可した状態で存在している必要があります。以下はPostgreSQL のデータベース管理ユーザのローカルクライアント接続を有効にするために pg_hba.conf に記述するエントリーのサンプルです。
==================== . . Local all postgres trust . . ======================
パスワード保護を有効にする(インスタンスへの接続にパスワードを使用)
- パスワードで保護されるデーターベースインスタンスは、リソースが保護されるクラスタの各サーバ上の .pgpass 認証ファイルに存在するための PostgreSQL データーベース管理ユーザーに対するパスワードエントリが必要になります。 .pgpass ファイルはパスワードを要求する各 PostgreSQL データーベース管理ユーザに対して有効でテスト済みのエントリーを保有している必要があります。
- .pgpass ファイルは PostgreSQL オペレーティングシステムユーザーのホームディレクトリに配置してください。ファイルへのアクセス権を制限するために適切な権限を設定してください。
- 以下は、<hostname>:<port>:<database>:<user>:<password>のフォーマットで示した有効な .pgpass ファイルの一例です。
=================== *:5443:*:lifekeeper:jh43tmp2009 ====================
注記 : .pgpass ファイルは、ユーティリティーpsql による自動の (非ターミナルまたはスクリプト) 接続のために必要です。 .pgpass ファイルは、パスワード保護されたインスタンスが保護される各サーバー上に存在している必要があります。
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