LifeKeeper を停止する必要がある場合は、root ユーザーで次のコマンドから用途に合ったものを入力して停止してください。
systemctl コマンドを使用する
- systemctl set-environment LKSTOP_MODE=stop-nofailover; systemctl stop lifekeeper; systemctl unset-environment LKSTOP_MODE
このコマンドを使用すると、ローカルシステム上の LifeKeeper をシャットダウンします (実行されている場合)。まず、すべての保護されたリソースをローカルシステム上のサービスから取り除いてから、LifeKeeper デーモンをシャットダウンします。保護されたリソースは、クラスタ内の別のシステムにフェイルオーバされません。
- systemctl set-environment LKSTOP_MODE=stop-daemons; systemctl stop lifekeeper; systemctl unset-environment LKSTOP_MODE
このコマンドを使用すると、リソースをサービスから取り除くセクションを実行しません。 リソースはローカルシステム上で引き続き実行されますが、LifeKeeper の保護はなくなります。リソースを正常にシャットダウンしない場合、SCSI ロックなどの項目などを取り除くことができなくなるため、このコマンドの使用には注意が必要です。このコマンドを実行した後、そのシステムで障害が発生するかシステムがシャットダウンされた場合、システムは適切なリソースにフェイルオーバを開始できません。
- systemctl stop lifekeeper
このコマンドを使用すると、サービスからリソースを取り除きますが、!nofailover! フラグ [LifeKeeper のフラグ を参照] を通信可能などのシステムにも設定しません。これは、shutdown_switchover フラグが設定されたらフェイルオーバが実行されることを意味します。shutdown_switchover が設定されていない場合、このコマンドは、LKSTOP_MODE に stop-nofailover を指定した時と同様に動作します。
- systemctl set-environment LKSTOP_MODE=stop-failover; systemctl stop lifekeeper; systemctl unset-environment LKSTOP_MODE
このコマンドを使用すると、リソースをサービスから取り除き、フェイルオーバが実行されます。このコマンドは、shutdown_switchover フラグを設定して systemctl stop lifekeeper コマンドを実行した場合と同様の動作をします。
lkstop コマンドを使用する
- /opt/LifeKeeper/bin/lkstop
このコマンドを実行すると、現在実行されている場合ローカルシステムの LifeKeeper はシャットダウンされます。まず保護されているすべてのリソースをローカルシステムのサービスから停止し、次に LifeKeeper デーモンをシャットダウンします。
- /opt/LifeKeeper/bin/lkstop -f
このコマンドは、サービスからリソースを停止するセクションをスキップします。リソースは引き続きローカルシステムで実行されますが、LifeKeeper には保護されなくなります。
各停止用コマンドでの挙動の違い
各コマンドの挙動をまとめると、以下のようになります。
コマンド | 自動起動設定 | リソース | フェイルオーバー |
---|---|---|---|
systemctl set-environment LKSTOP_MODE=stop-nofailover; \ systemctl stop lifekeeper; \ systemctl unset-environment LKSTOP_MODE |
変更しない | 停止する | しない |
systemctl set-environment LKSTOP_MODE=stop-daemons; \ systemctl stop lifekeeper; \ systemctl unset-environment LKSTOP_MODE |
変更しない | 停止しない | しない |
systemctl stop lifekeeper | 変更しない | 停止する | その時の shutdown_switchover フラグのON/OFFに従う |
systemctl set-environment LKSTOP_MODE=stop-failover; \ systemctl stop lifekeeper; \ systemctl unset-environment LKSTOP_MODE |
変更しない | 停止する | する |
lkstop | 無効化 | 停止する | しない |
lkstop -f | 無効化 | 停止しない | しない |
LifeKeeper の自動起動の無効化
システムの再起動時に LifeKeeper が自動で再起動しないようにするには、次のコマンドを入力してください。
chkconfig lifekeeper off
または
systemctl disable lifekeeper
詳細については、chkconfig (または systemctl)マニュアルページを参照してください。
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