LifeKeeper for Linux は現在 LVM 上での DataKeeper の使用と DataKeeper 上での LVM の使用の両方をサポートしています。標準的な DataKeeper の設定では LVM 上での DataKeeper の使用がサポートされているので、LifeKeeper LVM Recovery Kit をインストールしないでください。必要なリカバリーキットは、DataKeeper だけです。ただし、DataKeeper 設定上で LVM を使用する場合は、LVM Recovery Kit が必要になります。
SIOS では LVM 上での DataKeeper 使用を推奨していますが、DataKeeper 上で LVM が使用される場合は、2 段階のリソース階層作成プロセスが必要になります。プライマリーサーバー上で LVM ボリュームグループと論理ボリュームを作成する前に、DataKeeper の Hierarchy Type「Data Replication Resource」でリソース階層を作成します。そして、生成された md デバイスに対してボリュームグループと論理ボリュームを作成します。最後に、保護するアプリケーションに関連した Application Recovery Kit の設定手順に従ってリソース階層を作成します。完成したリソース階層は以下に示す図 3 のようになります。
図 3: DataKeeper 上の LVM を含む階層
単一のターミナルリーフリソースを各 DataKeeper リソースの子として作成する必要があります。 これにより、階層のサービスが停止するときに単一のリソースが提供され、スイッチオーバー操作中に、別のノードでリソースを起動する前に、階層全体が確実にサービスが停止されます。 詳細については、create_terminal_leaf(1M) のマニュアルページを参照してください。
図 3 の階層のターミナルリーフを作成するには、次のコマンドを実行します。
$LKROOT/bin/create_terminal_leaf home/testlv
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