以下のガイドラインを使用して、サーバー構成を文書化してください。

  1. 構成に応じたサーバー名、プロセッサーの種類、メモリー、その他の I/O デバイスを決定します。バックアップサーバーはプライマリーサーバーに障害が発生した場合に、プライマリーサーバーと同等に処理を実行する能力を有しているかを確認する必要があります。
  1. 通信接続要件を決定してください。

重要:クラスター化された構成には可能性として2 種類の通信要件 (クラスター要件とユーザー要件) があります。

  • クラスター LifeKeeper クラスターでは、サーバー間に少なくとも 2 つのコミュニケーションパス (「ハートビート」とも呼ばれます) が必要になります。この冗長性により、通信障害が原因で発生する「スプリットブレイン」シナリオを回避することができます。独立した 2 つのサブネットを使用する 2 つの分離した LAN ベースの (TCP) コミュニケーションパスが推奨され、これらの 1 つ以上をプライベートネットワークとして構成する必要があります。TCP と TTY のの組み合わせもサポートされています。TTY コミュニケーションパスは、サーバーのシリアルポート間でRS-232ヌルモデム通信を使用します。

コミュニケーションパスを 1 つしか使用しない場合、互いに通信する LifeKeeper クラスタ内のシステムの機能に支障をきたす可能性があります。単一のコミュニケーションパスを使用しているときに、そのコミュニケーションパスで障害が発生した場合、複数のシステム上で同時に LifeKeeper の階層が使用可能になることがあります。これは、偽のフェイルオーバまたは「スプリットブレイン」シナリオと呼ばれます。「スプリットブレイン」シナリオでは、各サーバが、アプリケーションを制御できると認識しているため、データにアクセスしようとしたり共有ストレージデバイスにデータを書き込もうとする場合があります。スプリットブレインシナリオを解決するために、LifeKeeper では、サーバの電源をオフにしたり、再起動したり、階層を使用できなくすることで、すべての共有データに対するデータの整合性を保証することができます。また、TCP コミュニケーションパス上のネットワークトラフィックが大きくなると、偽のフェイルオーバや LifeKeeper が適切に初期化できなくなるなど、予期せぬ動作が生じる可能性があります。

  • ユーザー ユーザートラフィックに対する代替の LAN 接続、つまり、クラスターハートビートに使用するものとは別の LAN 接続を用意することをお勧めします。ただし、(推奨通りに) 2 つの TCP コミュニケーションパスを構成した場合、これらのコミュニケーションパスのいずれかが、サーバーに出入りするその他のトラフィックとネットワークアドレスを共有することができます。
  • 注記: リソースが必要なときのみに in service になるようにするには、Quorum/Witness Server Support Package for LifeKeeper を使用することができます。
  1. 共有リソースアクセス要件を確認して理解してください。データーレプリケーション(ミラーリング)環境でLifeKeeperを使用する場合は、 SIOS DataKeeper管理ガイド を参照してください。 ネットワーク接続ストレージ(NAS)環境で LifeKeeper を使用する場合は、NAS Recovery Kit 管理ガイド を参照してください。共有ストレージを使用するクラスタは、共有 SCSI バスまたはファイバチャネルループを利用できます。 LifeKeeper ではリソースが 1 つのサーバにロックされるため、ロックされたすべてのリソースへのアクセスが必要になるサーバーは常時 1 つだけであることを確認する必要があります。LifeKeeper デバイスのロックは、論理ユニット (LUN) レベルで行われます。アクティブ/アクティブ構成では、各階層が独自の一意の LUN にアクセスする必要があります。共通の LUN にアクセスするすべての階層は、同じサーバー上でアクティブ (稼働中) である必要があります。
  1. 共有メモリー要件を決定してください。共有メモリーおよびセマフォパラメーターを設定する場合は、LifeKeeper だけでなくサードパーティ製アプリケーションの共有メモリー要件も考慮に入れてください。LifeKeeper の共有メモリー要件については、 テクニカルノートチューニング を参照してください。

LifeKeeper ペアに対する構成マップの例

この構成マップの例は、ディスクアレイサブシステムを共有する LifeKeeper サーバーのペアを図示しています。通常は、Server 1 がアプリケーションを実行し、Server 2 がバックアップサーバーまたはセカンダリサーバになります。このケースでは、同時に 1 つのサーバがディスクアレイのディスクストレージスペース全体を保有しているので、ディスクリソースの競合はありません。ディスクアレイコントローラは「DAC」、SCSI ホストアダプタ (パラレル SCSI、ファイバチャネルなど) は「SCSI HA」と表記されています。

サーバのペアが、最も単純な LifeKeeper 構成となります。3 つ以上のサーバーで構成されるクラスターを計画する場合、複数のサーバー間が適切に接続されるようにマッピングすることが非常に重要になります。たとえば、多方向フェイルオーバー構成では、物理的な接続が存在しない場合でも LifeKeeper 内のコミュニケーションパスを定義することが可能です。カスケーディングフェイルオーバー機能を実現するために、各サーバーがクラスター内の他のすべてのサーバーへの物理的な接続パスを持つ必要があります。

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