アクティブ(ISP)リソースには、以下の表に示すステータスがあります。これらの警告および障害のステータスの一部は一時的なものであり、LifeKeeperが必要なプロセスを回復しようとしている間、またはLifeKeeperがHANAリソース階層のフェイルオーバーを開始する前に表示される場合があります。

GUIのテキスト
GUIプロパティのステータス
説明
アイコン
Active アクティブ SapstartsrvおよびHDBインスタンスが正常に実行されています(ステータス名:ISP)。
Active – sapstartsrv Failure Sapstartsrvが起動していない、HDBステータスが不明である Sapstartsrvが起動していません。sapstartsrvはHDBのステータスを確認するために使用されるため、HDBインスタンスのステータスは不明です(ステータス名:ISPSapStartSrvNotRunning)。
Active – HSR Disabled HSRはレプリケーションモード「None」で起動している SapstartsrvおよびHDBは正常に実行されています。レプリケーションモードは「None」で、SAP HANAレプリケーションが無効になっていることを示しています(ステータス名:ISPHSRDisabled)。
Active – HDB Stopped Sapstartsrvは起動しているが、HDBは正常に起動していない Sapstartsrvは起動していますが、HDBインスタンスは正常に起動していません(ステータス名:ISPHDBNotRunning)。
Active – Secondary HSRはセカンダリレプリケーションモードで実行されている SapstartsrvとHDBインスタンスは正常に実行されていますが、アクティブノードがセカンダリレプリケーションサイトとして登録されています。通常の操作では、アクティブノードはプライマリレプリケーションサイトであることが期待されます(ステータス名:ISPSecondary)
Active – Unknown Repl Mode レプリケーションモードを特定できない SapstartsrvおよびHDBインスタンスは正常に実行されています。「hdbnsutil -sr_state」を使用してレプリケーションモードを特定できないか、サポートされていないモードを返します。(ステータス名:ISPUnknownReplMode)
Active – Suspended データベースがプライマリおよび一時停止している。 データベースは SAP HANA リソースが現在 In Service になっているサーバーで一時停止しています。これは予期しない状態で、通常、ユーザーが LifeKeeper の外部で“Takeover with handshake” を実行した時に発生します。(ステータス名: ISPSuspended)

スタンバイ(OSU)リソースのGUIに表示されるステータスは、アクティブ(ISP)リソースのリストアおよびquickCheckプロセスの影響を受けます。スタンバイリソースはIn Serviceの操作中に最終的なステータスになるまで数分かかる場合があり、その間に一時的なIntermidiateのステータスが表示される場合がありますが、これはSAP HANAリソースの正常な動作です。以下に示す警告および障害のステータスの一部は一時的なものであり、LifeKeeperが必要なプロセスの回復を試みている間、またはスタンバイサーバーをセカンダリレプリケーションサイトとして再登録しようとしているときに表示される場合があります。SAP HANAデータベースを正常に起動できない場合、またはバックアップサーバー上のセカンダリレプリケーションサイトとして登録できない場合は、バックアップサーバー上のリソースのステータスは失敗(Failed: OSF)に移行します。スタンバイリソースのステータスを以下の表に示します。

GUIのテキスト
GUIプロパティのステータス
説明
アイコン
Standby クラスターHANAリソースISPがない。HDBは実行されていない これは、同等のリソースが別のノードでIn Serviceでない場合にOut of Serviceになっているリソースの通常のステータスです(ステータス名:OSUStopped)。
Standby – HDB Running HDBは実行中、HSRモニタリングは非アクティブ SapstartsrvおよびHDBインスタンスはスタンバイ(OSU)ノードで実行されています。アクティブ(ISP)ノードが存在しないか、quickCheckがアクティブノードのHSRステータスを判断していません(ステータス名:OSUHDBRunning)。
Standby – In Sync HSRがアクティブで同期されている HSRが構成され、レポートが同期された状態でSapstartsrvとHDBインスタンスが実行されています(ステータス名:SecondaryActive)。
Standby – sapstartsrv Failure sapstartsrvが実行されておらず、HDBステータスが不明 Sapstartsrvが実行されていません。アクティブ(ISP)ノードが存在します。sapstartsrvはHDBのステータス確認に使用されるため、HDBインスタンスのステータスは不明です(ステータス名:OSUSapStartSrvNotRunning)。
Standby – Unknown Repl. Mode レプリケーションモードを判別できない SapstartsrvとHDBインスタンスが実行されています。 アクティブ(ISP)ノードが存在します。 ‘hdbnsutil -sr_state‘ を使用してレプリケーションモードを決定できません(ステータス名:OSUUnknownReplMode)。
Standby – HSR Disabled レプリケーションモードが「None」 SapstartsrvとHDBインスタンスが実行されています。アクティブ(ISP)ノードが存在します。 ‘hdbnsutil -sr_state‘ に従ってレプリケーションモードが「none」であるか、HANAユーティリティ systemReplicationStatus.py が「10」を返しました(ステータス名:OSUHSRDisabled)。
Standby – HSR Error アクティブノードHSRがエラー(11)を報告 SapstartsrvとHDBインスタンスが実行されています。アクティブ(ISP)ノードが存在します。HANAユーティリティ systemReplicationStatus.py は「11」を返しました(ステータス名:OSUHSRError)。
Standby – Initializing HSRの初期化中 SapstartsrvとHDBインスタンスが実行されています。アクティブ(ISP)ノードが存在します。HANAユーティリティ systemReplicationStatus.py は「13」を返しました(ステータス名:SecondaryInitializing)。
Standby – Syncing HSRの同期中 SapstartsrvとHDBインスタンスが実行されています。アクティブ(ISP)ノードが存在します。HANAユーティリティ systemReplicationStatus.py は「14」を返しました(ステータス名:SecondarySyncing)。
Standby – HDB Stopped クラスター内のHANAリソースISP、HDBが実行されていない Sapstartsrvが実行されているが、HDBインスタンスは実行されていません。アクティブ(ISP)ノードが存在します(ステータス名:OSUHDBNotRunning)。
Standby – Primary HSRはレプリケーションモード「Primary」で実行されている SapstartsrvとHDBインスタンスは正常に実行されていますが、スタンバイノードがプライマリレプリケーションサイトとして登録されています。通常の運用では、スタンバイノードはセカンダリレプリケーションサイトであることが期待されます(ステータス名:OSUPrimary)。
Standby – Unknown HSR Status アクティブノードHSRがエラー(12)を報告 SapstartsrvとHDBインスタンスが実行されています。アクティブ(ISP)ノードが存在します。HANAユーティリティ systemReplicationStatus.py は「12」を返しました(ステータス名:SecondaryUnknownHSRStatus)。
Standby – Unexpected HSR state ISPノードのHSRステータスが予想範囲10〜15にない SapstartsrvとHDBインスタンスが実行されています。アクティブ(ISP)ノードが存在します。HANAユーティリティ systemReplicationStatus.py は、10~15の予想範囲外の値を返しました(ステータス名:OSUUnexpectedHSRState)。
Standby – Suspended データベースがプライマリおよび一時停止している。 データベースは SAP HANA リソースが現在 Out of Service になっているサーバーで一時停止しています。 これは通常、一時停止されていたデータベースが停止され、セカンダリレプリケーションサイトとして再登録されている間の“Takeover with handshake”プロセス実行中に表示される予期された一時的なステータスとなります。(ステータス名: OSUSuspended)

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