LifeKeeper をインストールする前に、ネットワークが適切に設定され動作することを確認することが重要です。ネットワークの動作を確認するために、この時点で実行する必要のある作業を以下に示します。
- もしサーバーのインストールでファイアーウォールが有効になっている場合、LifeKeeper のポートを開放するか、ファイアーウォールを無効にする必要があります。ファイアーウォールを使用した状態での LifeKeeper の実行 を参照してください。
- 各サーバーから、ローカルサーバーを ping し、クラスター内の他のサーバーを ping してください。ping が失敗した場合には、必要なトラブルシューティングを行い、修正処置を実行してください。
- サーバーに複数のネットワークアダプターがある場合は、アダプターが異なるサブネット上にあるように設定する必要があります。アダプターが同じサブネット上にある場合、TCP/IP は 2 つ目のアダプターを有効に利用できません。
- localhost がクラスター内の各サーバーで解決可能であることを確認してください。DNS が実装されていない場合は、 /etc/hosts ファイルを編集して、 localhost 名のエントリを追加してください。このエントリは、ローカルサーバーの IP アドレスをリストしたり、デフォルトのエントリ (127.0.0.1) をリストすることができます。 localhost が解決できない場合、LifeKeeper GUI が正常に機能しない可能性があります。
- DNS が実装されている場合は、LifeKeeper クラスター内のサーバーが DNS を使用して解決できるように設定されていることを確認してください。
- 各サーバーのホスト名が正しく、LifeKeeper をインストールした後に変更されないことを確認してください。後で LifeKeeper システムのホスト名を変更するように決定した場合は、 クラスター内のすべてのサーバーについて 以下の手順に従う必要があります。
a. 次のコマンドを使用して、クラスター内のすべてのサーバー上の LifeKeeper を停止してください。
/opt/LifeKeeper/bin/lkstop -f
b. Linux hostname コマンドを使用して、サーバーのホスト名を変更してください。
c. 続行する前に、新しいホスト名がクラスター内の各サーバーで解決可能であることを確認する必要があります (前の項目を参照)。
d. クラスター内の各サーバーで次のコマンドを実行して、LifeKeeper のホスト名を更新してください。(詳細については、lk_chg_value(1M) を参照してください。)
/opt/LifeKeeper/bin/lk_chg_value -o oldhostname -n newhostname
e. 次のコマンドを使用して LifeKeeper を起動してください。
/opt/LifeKeeper/bin/lkstart
LifeKeeper for Linux v7.x では、コミュニケーションパスおよび IP リソース用の VLAN インターフェースがサポートされています。VLAN インターフェースの種類は、以下に示すように選択することができます。
VLAN インターフェースサポートマトリックス
- サポートなし \ x サポートあり
LK Linux v7.1 以前のバージョン
VLAN_NAME_TYPE | コミュニケーションパス | IP リソース |
---|---|---|
DEV_PLUS_VID (eth0.0100) | - | x |
DEV_PLUS_VID_NO_PAD (eth0.100) | - | x |
VLAN_PLUS_VID (vlan0100) | x | x |
VLAN_PLUS_VID_NO_PAD (vlan100) | x | x |
LK Linux v7.2 以降のバージョン
VLAN_NAME_TYPE | コミュニケーションパス | IP リソース |
---|---|---|
DEV_PLUS_VID (eth0.0100) | x | x |
DEV_PLUS_VID_NO_PAD (eth0.100) | x | x |
VLAN_PLUS_VID (vlan0100) | x | x |
VLAN_PLUS_VID_NO_PAD (vlan100) | x | x |
注: NIC名は何でも構いません(例:eth0、ens192…) |
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