LifeKeeper が保護するサーバーをシャットダウンしてメンテナンスを行うときには、メンテナンスの前にバックアップサーバーでシステムのリソース階層を in service にする必要があります。このプロセスにより、メンテナンスが必要なシステム上にある共有ディスクの動作がすべて停止します。
2 ノードの LifeKeeper クラスター(Server A とServer B で構成)の典型的な保守プロセスを以下に説明します。
- Server Aの監視を無効にします。 Server Aの/etc/default/LifeKeeperファイルの LKCHECKINTERVALの値を0に設定し、
killall lkcheck
を実行してください。この時、0に変更する前の LKCHECKINTERVAL の値を記録しておいてください。 ステップ8 で使用します。 - ServerAですべてのリソースをIn Service (起動)してください。 LifeKeeper GUI を使用してServer B で起動しているリソースをプライマリサーバーであるServer A で起動します。手順は、リソースを In Service にする を参照してください。
- Server BのLifeKeeperを停止します。 Server Bで
$LKROOT/bin/lkcli stop
を実行してLifeKeeperを停止します。 リソースは保護されていない状態になります。 - Server BのLinuxをシャットダウンして電源を落とします。 Server BのLinuxオペレーティングシステムをシャットダウンしてから、電源を停止します。
- Server Bのメンテナンスを実施します。 Server B で必要なメンテナンスを実施してください。
- Server Bの電源を入れてLinuxを起動します。 Server B の電源を入れてLinuxオペレーティングシステムを再起動してください。
- Server BのLifeKeeperを起動します。 Server Bで
$LKROOT/bin/lkcli start
コマンドを実行してLifeKeeperを起動します。LifeKeeperが起動するとリソースは保護された状態になります。 - Server A のリソース監視を有効にします。 Server Aの/etc/default/LifeKeeperファイルのLKCHECKINTERVALの値をステップ1で変更する前の値に変更し
killall lkcheck
を実行してください。 - Server Bの監視を無効にします。 Server Aの/etc/default/LifeKeeperファイルの LKCHECKINTERVALの値を0に変更し、
killall lkcheck
を実行してください。この時、 0に変更する前のLKCHECKINTERVAL の値を記録しておいてください。 ステップ16 で使用します。 - Server BですべてのリソースをIn Service (起動)してください。 LifeKeeper GUI を使用してServer Aで起動しているリソースをServer Bで起動します。手順は、リソースを In Service にする を参照してください。
- Server AのLifeKeeperを停止します。 Server Bで
$LKROOT/bin/lkcli stop
を実行してLifeKeeperを停止します。 リソースは保護されていない状態になります。 - Server AのLinuxをシャットダウンして電源を落とします。 Server BのLinuxオペレーティングシステムをシャットダウンしてから、電源を停止します。
- Server Aのメンテナンスを実施します。 Server B で必要なメンテナンスを実施してください。
- Server Aの電源をいれてLinuxを起動します。 Server B の電源を入れてLinuxオペレーティングシステムを再起動してください。
- Server AのLifeKeeperを起動します。 Server Bで
$LKROOT/bin/lkcli start
コマンドを実行してLifeKeeperを起動します。LifeKeeperが起動するとリソースは保護された状態になります。 - Server B のリソース監視を有効にします。 Server Aの/etc/default/LifeKeeperファイルのLKCHECKINTERVALの値をステップ9で変更する前の値に変更し
killall lkcheck
を実行してください。 - Server AですべてのリソースをIn Service (起動)してください。 プライマリサーバーであるServer A で、LifeKeeper GUI を使用してサーバ B で現在サービス中のリソース階層を起動します。詳細な手順は リソースを In Service にする を参照してください。
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