PostgreSQLリソースの保護

!ここでは、Postgresデータを格納する場所として、 datakeeper/pgsql/data/ を使用します。以下の手順では、このディレクトリは複製されたストレージ上に作成されます。これ以外のディレクトリ構造を作成する場合は、以下で説明する残りの手順全体で、環境の違いを考慮してください。

Postgres 12を設定する前に、 “LinuxノードへのPostgres12のインストール” の指示に従ってください。

*PostgreSQLをプライマリーノードとスタンバイノードの両方にインストールしたら、*プライマリーノードでのみ*次の手順を実行します。

プライマリーノードにデータを保存するためのディレクトリを作成する

プライマリーノードでPostgresデータベースサーバーを初期化する

この例では、 initdb は /usr/pgsql-12/bin/initdb にあります。 initdb の場所を使用して、ここでパラメーターを作成します。

*以下の手順で、使用する場所を確認します。

プライマリーノードでPostgresプロセスを開始する

[root@node-a ~]# su postgres -c "/usr/pgsql-12/bin/pg_ctl start -D /datakeeper/pgsql/data"
waiting for server to start....2020-12-30 03:40:20.925 UTC [6346] LOG:  starting PostgreSQL 12.5 on x86_64-pc-linux-gnu, compiled by gcc (GCC) 4.8.5 20150623 (Red Hat 4.8.5-39), 64-bit
2020-12-30 03:40:20.926 UTC [6346] LOG:  listening on IPv6 address "::1", port 5432
2020-12-30 03:40:20.926 UTC [6346] LOG:  listening on IPv4 address "127.0.0.1", port 5432
2020-12-30 03:40:20.932 UTC [6346] LOG:  listening on Unix socket "/var/run/postgresql/.s.PGSQL.5432"
2020-12-30 03:40:20.946 UTC [6346] LOG:  listening on Unix socket "/tmp/.s.PGSQL.5432"
2020-12-30 03:40:20.960 UTC [6346] LOG:  redirecting log output to logging collector process
2020-12-30 03:40:20.960 UTC [6346] HINT:  Future log output will appear in directory "log".
 done
server started

*以下の手順で、使用する以下の場所を確認します。

LifeKeeperでPostgreSQLリソースを保護する

1. LifeKeeperユーザーインターフェースで、 を選択します。

2. Create Resource Wizard (on node-a) が表示されます。Recovery Kitに「PostgreSQL Database」を選択します。

3. 次のパラメーターを選択します。

アイテム	場所
Switchback Type	intelligent
Server	node-a
PostgreSQL Executable Location	/usr/pgsql-12/bin/
PostgreSQL Client Executable Location	/usr/pgsql-12/bin/psql
PostgreSQL Administration Executable Location	/usr/pgsql-12/bin/pg_ctl
PostgreSQL Data Directory	/datakeeper/pgsql/data
PostgreSQL Port	5432
PostgreSQL Socket Path	/tmp/.s.PGSQL.5432
Enter Database Administrator User	postgres
PostgreSQL Logfile	/tmp/pgsql-5432.lk.log
PostgreSQL Database Tag	pgsql-5432

ウィザードはこれらの値をチェックします。node-a上に「pgsql-5432」が正常に作成されたら、次のステップに進みます。

4. Pre-Extend Wizard @ node-aで、以下の値を選択します。

アイテム	場所
Target Server	node-b
Switchback Type	intelligent
Template Priority	1
Target Priority	10

ウィザードはこれらの値をチェックします。Pre-Extendのチェックが完了したら、次のステップに進みます。

5. Extend database/pgsql Resource @ node-aウィザードで、以下の値を選択します。

フィールド	値
PostgreSQL Executable Location	/usr/pgsql-12/bin/
PostgreSQL Database Tag	pgsql-5432

これで、PostgreSQLリソースがLifeKeeperで定義されました。ウィザードは、PostgreSQLリソースと複製されたディスク（/datakeeper）間の依存関係を自動的に定義します。