このセクションでは、Oracleリソース(PDBを除く)を保護するための手順を概説します。
Oracleリソースを保護するには、DataKeeperを使用してノード間でデーターを複製する必要があります(共有ストレージまたはSANデバイスが使用されている場合を除く)。
各アイテムの位置の概要は以下の通りです。

Items
Location
Oracle 19c (ORACLE_HOME) /u01/app/oracle/product/19.3.0/dbhome_1
Database (SID: ORCL) /datakeeper/oradata/ORCL

ファイルシステムのデータレプリケーションの作成方法 で説明したように、本ガイドでは /datakeeper を使用してノード間でデータのレプリケーションを行います。そのため、/datakeeper/oradata/ORCL 上のデータもノード間でレプリケーションされます。

本ガイドでは、以下のデバイスが接続されたコンピューティングリソースを使用しています(Oracleリソースは、評価目的であっても、他のリソースよりも多くのスペースを必要とします)。

Resource
Required Size
Boot Disk (such as /dev/sda/) 30 Gb
Data Disk (such as /dev/sdb/, configured and mounted at /datakeeper) 20 Gb
Memory 2 Gb

Oracleリソースの構成

次の表に、Oracleリソースを構成するための一般的な手順の概要を示します。赤い「スタックディスク」の形をしたアイコンは、各ステップの時点でOracleデータベースインスタンスが存在するノードを表します。灰色の「スタックディスク」アイコンは、稼働していないOracleデータベースを表します。
また、灰色の「ストレージ」アイコンは、ストレージ /datakeeper がノードで使用できないことを示します。

両方のノードにOracle 19cをインストールする

システムにOracleをインストールする

Node-A上にOracleデータベースを作成する

データストレージがノードで使用可能かどうかを確認する方法 を確認してください。 データストレージがnode-aで利用可能である必要があります。

node-aでOracle データーベースを作成する

node-aでOracleインスタンスを停止する

Node-B上にOracleデータベースを作成する

node-bへデーターストレージをスイッチオーバーする

/datakeeper/oradata/ORCL リネームする

node-bでOracleデーターベース

node-bのOracle インスタンスを停止する

両方のノードでOracle LISTENERを構成する

node-aにデーターストレージをスイッチオーバーする

両方のノードでOracleリスナーの構成ファイルを更新する

LifeKeeperを使用して構成を完了する

node-aでデータベースとリスナーを起動する

LifeKeeperでリソースを構成する

Oracle LISTENERリソースの構成

Oracleリソースの構成

Oracleリソースのスイッチオーバーをテストする

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