ARK一覧

LifeKeeperコマンドラインインターフェイス (LKCLI) を使用して、次のリカバリーキットをセットアップできます。



Apache

リソースの種類は app: webserver, typ: apache です。
このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「Apache Recovery Kit 管理ガイド」の「LifeKeeper の設定作業」 を参照してください。

create apache

オプション デフォルト 説明
--root <str> Apache Web Server のルートディレクトリのフルパス
相対パスやシンボリックリンクを使用することはできません。
--path <str> Apache Web Server デーモンのフルパス名 (ファイル名を含む)

extend apache

オプションなし

config apache

コンフィグレーションする項目はありません



DataKeeper

リソースの種類は app: scsi, typ: netraid です。
このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「SIOS DataKeeper for Linux」の「リソースの設定作業」 を参照してください。

create dk

オプション デフォルト 説明
--mode <str> レプリケーションタイプ
「synchronous (同期)」または「asynchronous (非同期)」を指定します。「synchronous」を指定すると、すべてのターゲットに対するレプリケーション設定が「synchronous」に限定されます。
[--bitmap <str>] /opt/LifeKeeper/bitmap_< Tag 名> インテントログに使用するビットマップファイルのパス。ビットマップファイルは非同期レプリケーションでは必須であり、同期レプリケーションでは使用が推奨されます。詳細については、 DataKeeper リソース階層の作成 を参照してください。
--hierarchy <str> 作成するデータレプリケーションのタイプ
タイプにより、オプションが異なります。
< new | existing | dronly >

--hierarchy new

オプション デフォルト 説明
--device <str> ソースディスクまたはパーティション
--fstype <str> ファイルシステムタイプ
LifeKeeper がサポートするファイルシステムタイプのみ指定できます。
--mount_point <str> 新しいファイルシステムの 新しいマウントポイント
--fstag <str> ファイルシステムリソースのタグ名

--hierarchy existing

オプション デフォルト 説明
--mount_point <str> プライマリーサーバーの NetRAID デバイスにマウントするマウントポイント
--fstag <str> ファイルシステムリソースのタグ名

--hierarchy dronly

オプション デフォルト 説明
--device <str> ソースディスクまたはパーティション

extend dk

オプション デフォルト 説明
--mode <str> レプリケーションタイプ
「synchronous」または「asynchronous」を指定します。
--laddr ローカル IP アドレス
--raddr リモート IP アドレス
[--bitmap <str>] /opt/LifeKeeper/bitmap_< Tag 名> インテントログの記録に使用するビットマップファイルのパス
[--device <str>] 拡張元と同一 ソースディスクまたはパーティション
[--fstag <str>] ファイルシステムリソースのタグ名

config dk

オプション デフォルト 説明
--resync_speed_min <num> 再同期速度制限 (KB/s) の最小値を設定します
--resync_speed_max <num> 再同期速度制限 (KB/s) の最大値を設定します
--compression_level <num> ネットワークの圧縮レベル (0~9) を設定します


DB2

このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「DB2 Recovery Kit 管理ガイド」の「LifeKeeper の設定作業」 を参照してください。

create db2

オプション デフォルト 説明
--instance <str> DB2 インスタンス
保護する DB2 インスタンスを指定します。

extend db2

オプションなし

config db2

コンフィグレーションする項目はありません



EC2

リソースの種類は app: comm, typ: ec2 です。
このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「Recovery Kit for EC2 管理ガイド」の「設定」 を参照してください。

create ec2

オプション デフォルト 説明
--type <str> 作成する EC2 リソースの種類の指定します。
ルートテーブルシナリオを選択する場合は “RouteTable”、 Elastic IP シナリオを選択する場合は ”ElasticIP ”を指定します。

--type RouteTable

オプション デフォルト 説明
--ip_resource <str> 事前に作成した IP リソースのタグ名を指定します。

--type ElasticIP

オプション デフォルト 説明
--eip <str> 保護したい Elastic IP の IP アドレス。
--dev <str> EIP がアタッチされたネットワークインターフェース名。

extend ec2

オプションなし

config ec2

コンフィグレーションする項目はありません



FileSystem

このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「ファイルシステムリソース階層の作成」「ファイルシステムリソース階層の拡張」 を参照してください。

create fs

オプション デフォルト 説明
--mountpoint <str> ファイルシステムのマウントポイントを指定。

extend fs

オプション デフォルト 説明
[--mountpoint <str>] 拡張元と同一 ファイルシステムのマウントポイントを指定。

config fs

オプション デフォルト 説明
--mountopt <str> ファイルシステムのマウントオプションを指定。

Multipath Recovery Kits – DMMP / HDLM / PPATH



Generic Application

リソースの種類は app: gen, typ: app です。
このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「Generic Application リソース階層の作成」「Generic Application リソース階層の拡張」 を参照してください。

create gen

オプション デフォルト 説明
--restore <str> restore スクリプトのパスを指定。
--remove <str> remove スクリプトのパスを指定。
[--quickCheck <str>] quickCheck スクリプトのパスを指定。
[--recover <str>] recover スクリプトのパスを指定。
[--appinfo <str>] アプリケーションに関するオプション情報を指定。

extend gen

オプション デフォルト 説明
[--appinfo <str>] 拡張元と同一 アプリケーションに関するオプション情報を指定。

config gen

オプション デフォルト 説明
[--restore <str>] 更新する restore スクリプトのパスを指定。
[--remove <str>] 更新する remove スクリプトのパスを指定。
[--quickCheck <str>] 更新する quickCheck スクリプトのパスを指定。
[--recover <str>] 更新する recover スクリプトのパスを指定。
[--all <str>] No Yes または No を指定。
  • Yes : 全てのクラスターノードのスクリプトを更新。
  • No : コマンド実行ノードのスクリプトを更新。


IP

リソースの種類は app: comm, typ: ip です。
このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「IP Recovery Kit 管理ガイド」の「設定」 を参照してください。

create ip

オプション デフォルト 説明
--ipaddr <str> 仮想 IP アドレス

実 IP アドレスを保護する場合は ’0.0.0.0’ を指定します
[--netmask <str>] ipaddr から適当と思われるものを補完 仮想 IP のネットマスク

ipaddr で ’0.0.0.0’ を指定した場合は device で指定されたネットワークインターフェースのネットマスクが使用されます
[--device <str>] ipaddr と netmask から適当と思われるものを補完

注意:ipaddr で ‘0.0.0.0’ を指定した場合は、device の指定は必須となります
仮想 IP 、もしくは実 IP と紐づくネットワークインターフェース名

extend ip

オプション デフォルト 説明
[--ipaddr <str>] 拡張元の情報から補完 拡張先となるノード上の仮想 IP アドレス

実 IP アドレスを保護する場合は ’0.0.0.0’ を指定します
[--netmask <str>] ipaddr から適当と思われるものを補完 拡張先となるノード上の仮想 IP のネットマスク

ipaddr で ’0.0.0.0’ を指定した場合は device で指定されたネットワークインターフェースのネットマスクが使用されます
[--device <str>] ipaddr と netmask から適当と思われるものを補完

注意:ipaddr で ‘0.0.0.0’ を指定した場合は、device の指定は必須となります
拡張先となるノード上の仮想 IP 、もしくは実 IP と紐づくネットワークインターフェース名

config ip

オプション デフォルト 説明
[--pinglist <str>] オプション用 Ping 先リスト (カンマ区切りで複数指定も可能)
[--srcaddr <str>] 0 または 1 を指定。
仮想 IP アドレスを同一サブネットへの外部通信 IP トラフィックのソースアドレスに使用するかを指定。
  • 0 : 使用しない。
  • 1 : 使用する。
[--restoremode <str>] Enabled または Disabled を指定。
IP リソースに対するリストアおよびリカバリーを有効・無効に設定。
  • Enabled : リストアおよびリカバリーを有効
  • Disabled : リストアおよびリカバリーを無効


LB Health Check

リソースの種類は app: comm, typ: lbhc です。
このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「LB Health Check Kit 管理ガイド」 を参照してください。

create lbhc

オプション デフォルト 説明
--port <str> ロードバランサーからの接続を待ち受けるポート番号を指定します。
[--msg <str>] なし デーモンからの応答文字列を指定します。この設定は任意です。

extend lbhc

オプションなし

config lbhc

オプション デフォルト 説明
--port <str> ロードバランサーからの接続を待ち受けるポート番号を指定します。
[--msg <str>] なし デーモンからの応答文字列を指定します。この設定は任意です。


MySQL

リソースの種類は app: database, typ: mysql です。
このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「MySQL Recovery Kit 管理ガイド」の「インストール」 を参照してください。

create mysql

オプション デフォルト 説明
--cnf <str> MySQL のコンフィグファイルの絶対パス
--bin <str> MySQL の実行バイナリーのあるディレクトリの絶対パス
[--instance <str>] なし 保護したい MySQL のインスタンス番号。
もし MySQL をシングルインスタンスで使用している場合は、この番号を指定しないでください。

extend mysql

オプション デフォルト 説明
[--bin <str>] 拡張先となるノード上にある MySQL の実行バイナリーのあるディレクトリの絶対パス

config mysql

コンフィグレーションする項目はありません



NFS

リソースの種類は app: gen, typ: nfs です。
このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「NFS Recovery Kit 管理ガイド」の「設定作業」 を参照してください。

create nfs

オプション デフォルト 説明
--export <str> NFS ファイルシステムのエクスポートポイント。
--ip <str> NFS ファイルシステムにアクセスするためにクライアントが使用する仮想 IP アドレスに対応する IP リソースのタグ名。

extend nfs

オプションなし

config nfs

コンフィグレーションする項目はありません



Recovery Kit for Oracle Cloud Infrastructure

リソースの種類は app: comm, typ: ocivip です。
このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「Recovery Kit for Oracle Cloud Infrastructure 管理ガイド 」を参照してください。

create ocivip

オプション デフォルト 説明
--ipaddr <str> なし セカンダリー・プライベート IP アドレスを指定します。ここで指定した IP アドレスが VNIC に割り当てられます。
--device <str> なし IP アドレスを割り当てるネットワークインターフェース名を指定します。

extend ocivip

--device <str> 拡張元ノードで指定しているネットワークインターフェース名 拡張先ノードで IP アドレスを割り当てるネットワークインターフェース名を指定します。

config ocivip

ARK 固有のオプションはありません



Oracle

リソースの種類は app: database, typ: oracle です。
このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「Oracle Recovery Kit 管理ガイド」の「LifeKeeper の設定作業」 を参照してください。

create oracle

オプション デフォルト 説明
--sid <str> データベースの ORACLE_SID。
[--listener <str>] なし Oracle リソースに依存して含まれる Oracle Listener リソースのタグ名。
[--user <str>] なし Oracle データベースのユーザー名。
[--password <str>] なし Oracle データベースのユーザーのパスワード。

extend oracle

オプションなし

config oracle

オプション デフォルト 説明
--user <str> Oracle データベースのユーザー名。
--password <str> Oracle データベースのユーザーのパスワード。
--role <str> ユーザーのロール。
sysdba または sysoper を指定してください。


OracleListener

リソースの種類は app: database, typ: listener です。
このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「Oracle Recovery Kit 管理ガイド」の「複数のリソースに対する共有 Oracle Listener の作成」 を参照してください。

create listener

オプション デフォルト 説明
--exe <str> Listener の実行パス。
--config <str> Listener の実行設定ファイルのパス。
--protection <str> Listenerの保護レベル。
  • Full : 開始、停止、監視および回復
  • Intermediate : 開始、監視および回復
  • Minimal : 開始および監視のみ
--recovery <str> Listener のリカバリーレベル。
  • Standard : 標準の LifeKeeper リカバリーを有効にします。すべての listener 障害がローカルで発生し、必要であれば、有効なバックアップサーバーへのフェイルオーバーを行います。
  • Optional : オプションの LifeKeeper リカバリーを有効にします。すべての listener 障害がローカルで発生しますが、有効なバックアップサーバーへのフェイルオーバーは行いません。
[--user <str>] なし システムユーザー名。
Listener を開始、停止、監視、および回復する権限を持つシステムユーザーを指定してください。
[--listener <str>] LISTENER 保護する Oracle Listener の名前。
[--iptag <str>] なし このリソース階層の依存関係として保護される IP リソースのタグ名。

extend listener

オプション デフォルト 説明
[--exe <str>] 拡張元と同一 Listener の実行パス。
[--config <str>] 拡張元と同一 Listener の実行設定ファイルのパス。

config listener

オプション デフォルト 説明
--type <str> 変更する項目名。項目によりオプションが異なります。
  • ProtectionLevel : Listener の保護レベル。
  • RecoveryLevel : Listener のリカバリーレベル。
  • Listener : 保護する Oracle Listener の名前。

--type ProtectionLevel

オプション デフォルト 説明
--value <str> create の protection オプションと同様。

--type RecoveryLevel

オプション デフォルト 説明
--value <str> create の recovery オプションと同様。

--type Listener

オプション デフォルト 説明
--value <str> 保護する Oracle Listener の名前。
[--iptag <str>] なし 依存関係として保護される IP リソースのタグ名。


OraclePDB

このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「Oracle Recovery Kit 管理ガイド」の「Oracle Multitenant 構成による Pluggable Database の設定」 を参照してください。

create pdb

オプション デフォルト 説明
--sid <str> データベースの ORACLE_SID。
--pdb <str> 保護するPDBリスト(カンマ[,]区切りで複数指定できます。)

extend pdb

オプションなし

config pdb

オプション デフォルト 説明
--pdb <str> 保護するPDBリスト(カンマ[,]区切りで複数指定できます。)


PostgreSQL

リソースの種類は app: database, typ: pgsql です。
このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「PostgreSQL Recovery Kit 管理ガイド」の「インストール」 を参照してください。

create pgsql

オプション デフォルト 説明
--datadir <str> データベースのデータがあるディレクトリの絶対パス。
--port <num> PostgreSQL が使用しているポート番号。
--socket <str> PostgreSQL が使用しているソケットのパス。
--dbuser <str> PostgreSQL が使用しているユーザー名。
--logfile <str> ログを出力先となる絶対パス。
[--exepath <str>] /usr/bin 実行ファイルがあるディレクトリの絶対パス。
[--clientexe <str>] <exepath>/psql 実行ファイル “psql” の絶対パス。
[--adminexe <str>] <exepath>/pg_ctl 実行ファイル “pg_ctl” の絶対パス。

extend pgsql

オプション デフォルト 説明
[--exepath <str>] 拡張元と同一 拡張先となるノード上で実行ファイルがあるディレクトリの絶対パス。指定しなかった場合は、拡張元の設定を引き継ぎます。

config pgsql

オプション デフォルト 説明
[--dbuser <str>] なし PostgreSQL が使用しているユーザー名。


Postfix

このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「Postfix リソース階層の作成」「Postfix リソース階層の拡張」 を参照してください。

create postfix

オプション デフォルト 説明
[--binary <binary location>] /usr/sbin postfix コマンドが置かれているディレクトリ。
[--config <config file location>] /etc/postfix postfix の設定ファイル (main.cf) が置かれているディレクトリ。

extend postfix

オプションなし

config postfix

コンフィグレーションする項目はありません



QSP

リソースの種類は app: gen, typ: qsp です。
このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「Quick Service Protection (QSP) Recovery Kit」 を参照してください。

create qsp

オプション デフォルト 説明
--service <str> 保護したいサービス名。
[--quickCheck <str>] enable 監視機能の有効・無効を設定します。
有効にする場合は “enable”、無効にする場合は “disable” を指定します。

extend qsp

オプションなし

config qsp

オプション デフォルト 説明
[--quickCheck <str>] なし 監視機能の有効・無効。
有効にする場合は “enable”、無効にする場合は “disable” を指定します。
[--timeout_restore <num>] なし restore のタイムアウトの秒数。0 を指定した場合はタイムアウトしません。
[--timeout_remove <num>] なし remove のタイムアウトの秒数。0 を指定した場合はタイムアウトしません。
[--timeout_quickcheck <num>] なし quickCheck のタイムアウトの秒数。0 を指定した場合はタイムアウトしません。
[--timeout_recover <num>] なし recover のタイムアウトの秒数。0 を指定した場合はタイムアウトしません。


Raw

このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「Rawデバイスリソース階層の作成」「Rawデバイスリソース階層の拡張」 を参照してください。

create raw

オプション デフォルト 説明
--partition <str> Raw デバイスのパーティション。

extend raw

オプションなし

config raw

コンフィグレーションする項目はありません



Route53

リソースの種類は app: comm, typ: route53 です。
このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「Route53 Recovery Kit 管理ガイド」の「設定」 を参照してください。

create route53

オプション デフォルト 説明
--domain <str> 保護したい Route53 に存在するドメイン名。
--hostname <str> 保護したいホスト名。
--ip_resource <str> 事前に作成した IP リソースのタグ名。

extend route53

オプションなし

config route53

コンフィグレーションする項目はありません



Samba

このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「Samba リソース階層の作成」「Samba リソース階層の拡張」 を参照してください。

create samba

オプション デフォルト 説明
--config <config file name> /etc/samba/smb.conf Samba 設定ファイルの絶対パス名。

extend samba

オプションなし

config samba

コンフィグレーションする項目はありません



SAP

詳細については SAP Recovery Kit 管理ガイド の設定に関連する項目を参照してください。

create sap

オプション デフォルト 説明
--sid <str> SAP インストール時の SID
--instance <str> SAP インスタンス(例:ASCS10)
[--protection_level <FULL|STANDARD|BASIC|MINIMUM>] FULL 保護対象の SAP リソースの保護レベル
[--recovery_level <FULL|REMOTE|LOCAL|OFF>] FULL 保護対象の SAP リソースのリカバリーレベル
[--ip <str>] 指定した SAP リソースの仮想 IP を保護する LifeKeeper IP リソースタグ。この IP リソースは、SAP HANA リソースが作成されているサーバーで In Service になっている必要があります。 このパラメーターには カンマ区切りされた IP リソースタグが許可されます。この引数により指定された IP リソースは、SAP リソースの子リソースになります。
[--dependent_fs <str>] 指定の SAP インスタンスに関連するファイルシステムを保護するファイルシステムリソース (gen:filesys) もしくは NFS (gen:nfs) リソースに対する カンマ区切りされた LifeKeeper リソースタグ (例:/sapmnt,/usr/sap/SID/ASCS10)。全ての指定したリソースは、SAP HANA リソースが作成されているサーバーで In Service になっている必要があります。 この引数により指定されたファイルシステムおよび/もしくは NFS リソースは SAP リソースの子リソースになります。注意: このパラメーターは、 --automate_fs_creation とは併用できません。
[--dependent_cs <str>] 作成されている SAP リソースの子リソースとして追加されるセントラルサービスリソース (例:ASCS10) に対する LifeKeeper SAP リソースタグ。指定したセントラルサービスリソースは、SAP HANA リソースが作成されているサーバーで In Service になっている必要があります。 注意: このパラメーターは、PAS インスタンスを保護するリソースを作成する時に適用可能である場合があります。詳細は SAP リソース階層の作成 の「プライマリーアプリケーションサーバーリソースの作成」の項目を参照してください。
[--automate_fs_creation] SAP リソースの作成中に、LifeKeeper は既存の SAP ディレクトリ構造をスキャンし、検出した共有ファイルシステムマウントを保護するために LifeKeeper リソースの自動作成を試みます。 このプロセス中に作成されたリソースは SAP リソースの子リソースになります。プロセス完了後、階層の状態を確認してください。注意: 複製されたファイルシステムの階層はこのプロセスで自動的に作成されません。このパラメーターは --dependent_fs parameterと併用して使用することはできません。

extend sap

オプションなし

config sap

オプション デフォルト 説明
[--protection_level <FULL|STANDARD|BASIC|MINIMUM>] 保護対象の SAP リソースの 保護レベル を更新します。このコマンドは SAP リソースが現在 In Service になっているサーバー上で実行する必要があります。
[--recovery_level <FULL|REMOTE|LOCAL|OFF>] 保護対象の SAP リソースの リカバリーレベル を更新します。このコマンドは SAP リソースが現在 In Service になっているサーバー上で実行する必要があります。
[--sshcc_action <start|stop|migrate[:<node>]|maintenance:<enable|disable|check>>] SAP SIOS HA Cluster Connector (SSHCC) アクションを実行します。このコマンドは SAP リソースが現在 In Service になっているサーバー上で実行する必要があります。このパラメーターの設定可能な値は下記の通りです。:

start – HA cluster connector 経由で SAP リソースを In Service にします。

stop – HA cluster connector 経由で SAP リソースを Out of Service にします。

migrate[:<node>] – SAP リソースを別のサーバーへ移行します。 オプションとして、対象のマイグレーションサーバーは “:” をマイグレートパラメーターに追加することで指定することが可能です。 (例: lkcli resource config sap —tag SAP-SID_ASCS10 —sshcc_action migrate:node2)。対象サーバーが明示的に提供されない場合は、HA cluster connector が、現在のクラスターの状況をベースに最適な対象サーバーを決定します。

maintenance:<enable|disable|check> – 指定の SAP リソースを含む階層に対してSAP メンテナンスモード の有効化、無効化もしくはステータスの確認を行います。

SAP HANA

詳細については SAP HANA Recovery Kit管理ガイド を参照してください。

create hana

オプション デフォルト 説明
--sid <str> SAP HANA インストール時の SID
--instance <str> SAP HANA インスタンス (例 : HDB00)
[--ip <str>] SAP HANA データーベースの仮想 IP を保護する LifeKeeper IP リソースタグ。この IP リソースは、SAP HANA リソースが作成されているサーバーで In Service になっている必要があります。
[--set_local_recovery_policy <enable|disable>] enable SAP HANA リソースが作成されているサーバーのローカルリカバリーを有効もしくは無効にするパラメーターです。

extend hana

オプション デフォルト 説明
[--set_local_recovery_policy <enable|disable>] enable SAP HANA リソースが拡張されているサーバーのローカルリカバリーを有効もしくは無効にするパラメーターです。

config hana

オプション デフォルト 説明
[--stop_all_dbs] 全てのクラスターノードで SAP HANA データベースを停止します。 (例:メンテナンスのため)。このコマンドは HANA リソースが現在 In Service になっているクラスターノード上で実行する必要があります。
[--takeover_with_handshake <target server>] Local server 指定されたターゲットサーバーで SAP HANA データベースの “Takeover with handshake” を実行します。SAP HANA 2.0 SPS04 以降の機能で、新しいデータベースホスト上でSAP HANA システムレプリケーションの引き継ぎを行う前にプライマリーデータベースを (完全に停止するのではなく)一時停止することで、スイッチオーバー時のプライマリーデータベースの停止時間を抑えます。
[--set_local_recovery_policy <enable|disable>] SAP HANA リソースが拡張されているサーバーのローカルリカバリーを有効もしくは無効にするパラメーターです。

SAP MaxDB

詳細については SAP MaxDB Recovery Kit 管理ガイド の「リソース設定作業」を参照してください。

create sapdb

オプション デフォルト 説明
[--prog <str>] /etc/opt/sdb にあるパス SAP MaxDB のプログラムパスです。別のディレクトリパスを入力することもできます。パス名に使用できる有効な文字は、文字、数字および特殊文字 – _ . / です。
[--sid <str>] まだ構成されていない1番目のインスタンス SAP MaxDB のインスタンス ID です。
[--user <str>] /etc/opt/sdb にあるユーザー SAP MaxDB コマンドを所有しているか、SAP MaxDB コマンドを実行する権限のあるシステムユーザーです。 このユーザーは、テンプレートサーバー上に存在している必要があります。
[--xuser <str>] 構成された1番目のXUSER key XUSER key は、SAP MaxDB ツールで使用するデータベースユーザーのデータを保存するために使用されます。XUSER key は、システムユーザーとデータベースインスタンスの組み合わせに対して一致するサーバー上に構成される必要があります。

extend sapdb

オプション デフォルト 説明
[--prog <str>] ターゲット上の/etc/opt/sdb にあるパス SAP MaxDB のプログラムパスです。別のディレクトリパスを入力することもできます。パス名に使用できる有効な文字は、文字、数字および特殊文字 – _ . / です。
[--user <str>] テンプレートサーバー上のこのインスタンスに対して定義されたユーザー ターゲットサーバー上で SAP MaxDB コマンドを所有しているか、SAP MaxDB コマンドを実行する権限のあるシステムユーザーです。 このユーザーは、ターゲットサーバー上に存在している必要があります。
[--xuser <str>] テンプレートサーバー上のこのインスタンスに対する XUSER key XUSER key は、SAP MaxDB ツールで使用するデータベースユーザーのデータを保存するために使用されます。XUSER key は、システムユーザーとデータベースインスタンスの組み合わせに対するターゲットサーバー上に構成される必要があります。

config sapdb

オプションなし



Sybase

このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については 「Sybase Recovery Kit 管理ガイド」の「インストール」 を参照してください。

create sybase

オプション デフォルト 説明
--basedir <str> Sybaseのインストールディレクトリ
--datadir <str> Sybaseのインスタンスデータディレクトリ
--instance <str> データベースインスタンス
--user <str> データベースのユーザー
※指定しない場合、saユーザーとしてデータベースへのアクセス、操作を試みます。
--password <str> データベースのユーザーのパスワード
--backup <str> none Backupサーバー

extend sybase

オプションなし

config sybase

オプション デフォルト 説明
--user <str> データベースのユーザー
--password <str> データベースのユーザーのパスワード
--backup <str> 現在の値 Backupサーバー
--monitor <str> 現在の値 Monitorサーバー

WebSphere MQ

このコマンドを利用する上での前提条件や詳細な動作については WebSphere MQ Recovery Kit 管理ガイド の「設定」セクションを参照してください。

create mq

オプション デフォルト 説明
--qmgr <str> キューマネージャーの名前
[--protect_listener <YES|NO>] YES キューマネージャーに関連付けられたMQリスナーを保護するかどうかを指定します。
[--channel <str>] SYSTEM.DEF.SVRCONN キューマネージャーの接続チャネル。
[--ip <str>] リスナーのIPアドレスを保護するLifeKeeper IPリソースタグ。IPリソースは、MQリソースが作成されているサーバーでIn Serviceになっている必要があります。この引数で指定されたIPリソースは、MQリソースの子リソースになります。

extend mq

オプションなし

config mq

詳細については、 リソースプロパティ設定の編集 を参照してください。

オプション デフォルト 説明
[--protect_listener <YES|NO>] キューマネージャーに関連付けられたMQリスナーを保護するかどうかを指定します。このパラメーターは、MQリソースがIn Service(ISP)になっているサーバーでのみ変更できます。
[--test_queue <str>] PUT/GETヘルスチェックを実行する際に使用するLifeKeeper MQ Recovery Kitのテストキューの名前。値を空の文字列 ( --test_queue “”) に設定して、PUT/GETテストを無効にすることができます。
[--log_level <ERROR|INFORMATIONAL|DEBUG|FINE>] MQリソースのログレベル。
[--immediate_stop_timeout <str>] キューマネージャーの即時停止を試行する際に使用されるタイムアウト値(単位:秒)。
[--preemptive_stop_timeout <str>] キューマネージャーの先制終了を試行するときに使用されるタイムアウト値(単位:秒)。
[--channel <str>] キューマネージャーの接続チャネル。このパラメーターは、MQリソースがIn Service(ISP)になっているサーバーでのみ変更できます。
[--cmd_server_protection <Full|Minimal>] MQコマンド・サーバーの保護レベル。

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