プライマリーサーバーからリソースインスタンスを作成するには、以下の手順を完了する必要があります。

  1. LifeKeeper GUI メニューから [Edit] を選択し、次に [Server] を選択します。ドロップダウンメニューから、 [Create Resource Hierarchy] を選択してください。
  1. ダイアログボックスが表示され、クラスター内にインストールされ認識されているすべての Recovery Kit が、ドロップダウンリストボックスに一覧で示されます。ドロップダウンリストから IP を選択し [Next] をクリックします。
  1. 以下の情報を入力するようにプロンプトが表示されます。ダイアログボックスで [Back] ボタンが有効な場合は、前のダイアログボックスに戻ることができます。これは、エラーが発生して、以前に入力した情報を訂正する必要がある場合に特に役立ちます。

階層作成の途中で [Cancel] ボタンをクリックすると、作成処理全体が取り消されます。 

フィールド
ヒント
Switchback Type バックアップサーバーへのフェイルオーバー後にサーバーが復帰したときに、このサーバーに IP インスタンスを戻す方法を指定します。 intelligent または automatic を選択できます。 intelligent の場合、インスタンスをプライマリー / オリジナルサーバーにスイッチバックするときに管理者の介入が必要になります。 automatic の場合、プライマリーサーバーがオンラインに戻り、LifeKeeper コミュニケーションパスを再確立した直後に自動的にスイッチバックが行われます。スイッチバックタイプは、必要な場合、[Resource Properties] ダイアログボックスの [General] タブで後から変更できます。
Server IP アドレスを配置する サーバー (通常これをプライマリーサーバーまたはテンプレートサーバーと呼ぶ) を選択します。クラスター内のすべてのサーバーがドロップダウンリストに表示されます。
IP Resource 実際に保護する仮想 IP アドレスを入力します。これは、LifeKeeper がこのリソースのために使用する IP アドレスまたはシンボル名です。

また、仮想 IP アドレスだけでなく、物理ネットワークインターフェースに割り当てられた実 IP アドレスの保護を可能とします。実 IP アドレスを保護する場合は’0.0.0.0’を入力します。実 IP アドレスを保護する場合、後ほど選択するネットワークインターフェースに割り当てられた IP アドレスを保護します。

クライアントは、後ほど設定するネットワークインターフェース経由で、この IP アドレスに接続します。シンボル名を使用する場合、そのシンボル名は、ローカルの /etc/hosts ファイル内に存在するか、DNS によってアクセスできる必要があります。エイリアス名およびドメイン名は、上に示した条件を満たしていれば使用できます。この情報フィールドにデフォルト値はありません。

注意: シンボル名を使用する場合、このリソースを拡張するときに、実際の IP アドレスが IP リソースの指定としてダイアログボックスに表示されるため注意が必要です。

注意: 実 IP リソースを利用する場合、物理ネットワークインターフェースに実 IP が割り当てられている必要があります。実 IP リソースは、 IPv4 のみサポートされます。
Netmask ネットワークマスク (ネットマスク) を選択または入力します。IP リソースは、このネットマスクをターゲットサーバーで使用します。有効な値は、特定の IP リソースアドレスのクラスを表す標準のネットマスクです。

IP Resource の項目で実 IP アドレスの保護(’0.0.0.0’)を指定した場合、ネットマスクの項目は表示されません。

注意: ここで選択したネットマスクと IP アドレスの組み合わせによって、IP リソースが使用する、ネットワーク設定と一貫性があるサブネットが決まります。
Network Interface LifeKeeper に保護されて IP リソースが配置される ネットワークインターフェース を選択または入力します。これは、IP アドレスがインターフェースで接続する物理イーサーネットカードです。選択が有効かどうかは、既存のネットワーク設定と、IP リソースアドレスおよびネットマスクのために選択された値によって決まります。デフォルト値は、一連の有効な選択項目のうち、手順 4 と 5 で選択したアドレスとネットマスクの値に最もよく一致するインターフェースです。
IP Resource Tag 作成している IP リソースインスタンスに固有の IP リソースタグ 名を選択または入力します。このフィールドには、デフォルトで以下の値が自動的に入力されます。

仮想 IP リソース:ip-<resource> (<resource> はリソース名または IP アドレスです。)
実 IP リソース :realip-<network interface> (ネットワークインターフェースの項目で選択した値です。)

このタグは必要に応じて変更できます。
  1. [Create] をクリックします。 [Create Resource Wizard] によって、IP リソースが作成されます。
  1. この時点で情報ボックスが表示され、LifeKeeper は、IP リソース階層を作成するために有効なデータが指定されたかどうかを検証します。LifeKeeper が問題を検知した場合は、情報ボックスにエラーが表示されます。検証に成功すると、リソースが作成されます。 [Next] をクリックします。
  1. 別の情報ボックスが表示され、IP リソース階層が正常に作成されたことが示されます。IP リソース階層を LifeKeeper の保護下に置くには、その階層をクラスター内の別のサーバーに拡張する必要があります。

[Continue] をクリックすると、 [Pre-Extend configuration task] が起動されます。リソース階層を別のサーバーに拡張する方法の詳細については、階層の拡張 を参照してください。

ここで [Cancel] をクリックすると、別のダイアログボックスが表示され、IP リソース階層を LifeKeeper の保護下に置くには、いずれかの時点でこの手順に戻り、階層を別のサーバーに拡張する必要があるという警告が表示されます。

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