下記の表に Route53 Recovery Kit の動作のチューニングパラメーターとその説明を示します。チューニングを行う場合には、 両ノードの /etc/default/LifeKeeper 設定ファイルに追加することで設定されます。
Route53 Recovery kit のコンポーネントはメモリに常駐していないため、 /etc/default/LifeKeeper の値を変更すると即時に反映されます。LifeKeeperやOSの再起動は必要ありません。

パラメーター名 意味 設定値 デフォルト値 パラメーター適用タイミング 備考
ROUTE53_TTL TTL (Time To Live) の設定値を秒単位で指定します。 整数値 10 スイッチオーバー後  
ROUTE53_CHANGEID_INTERVAL Route 53 API通信のステータス確認時のインターバルを秒単位で指定します。 整数値 20 適宜 (すぐに反映されます)  
ROUTE53_CHANGEID_TRY_COUNT Route 53 API通信のステータス確認時のトライ回数を指定します。 整数値 5 適宜 (すぐに反映されます)  
ROUTE53_QUICKCHECK_TIMEOUT quickCheck のタイムアウト値を秒単位で指定します。 整数値 25 適宜 (すぐに反映されます) クイックチェックのタイムアウトを防ぐには、ROUTE53_QUICKCHECK_TIMEOUT を調整します。

quickcheck タイマーをデフォルトの25からAWS CLIの実行時間より長いものにするのがよいでしょう。 75 (ROUTE53_QUICKCHECK_TIMEOUT=75) に設定することをお勧めします。
AWSCLI_CONNECT_TIMEOUT awsコマンドのオプション––cli–connect–timeout に与える値を秒単位で指定します。 整数値 10 適宜 (すぐに反映されます) 本パラメーターは EC2 と共通のパラメーターです。
AWSCLI_READ_TIMEOUT awsコマンドのオプション––cli–read–timeout に与える値を秒単位で指定します。 整数値 5 適宜 (すぐに反映されます) 本パラメーターは EC2 と共通のパラメーターです。
HTTP_PROXY
HTTPS_PROXY
NO_PROXY
サービスエンドポイントへのアクセスで HTTP プロキシを使用する場合に設定してください。ここで設定した値がそのまま AWS CLI へ渡されます。
詳しくはAWSのドキュメントを参照してください。
docs.aws.amazon.com/ja_jp/cli/latest/userguide/cli-http-proxy.html
文字列 (未設定) 適宜 (すぐに反映されます) 本パラメーターは EC2Quorum と共通のパラメーターです。

フィードバック

お役に立ちましたか?

はい いいえ
お役に立ちましたか
理由をお聞かせください
フィードバックありがとうございました

このトピックへフィードバック

送信