Apache Web Server は、LifeKeeper ではアクティブ / アクティブアプリケーションと呼ばれます。これは、いつでも複数の Apache インスタンスをサーバ上で実行できるということです。例えば、2 台のサーバが Apache インスタンスを 1 つずつ実行していて、1 台のサーバに障害が発生した場合、このサーバの Apache インスタンスがもう 1 台のサーバにフェイルオーバでき、さらにもともと実行していたインスタンスの実行も続行できます。一部のアプリケーションではこの機能をサポートしていないため、アプリケーションのインスタンスごとにサーバを使用可能にしておく必要があります。そのようなアプリケーションは、アクティブ / スタンバイアプリケーションと呼ばれます。いずれの設定も使用できるアプリケーションもあります。

Apache を「アクティブ / スタンバイ」モードで実行したい状況が発生することがあります。特に、例えばサーバの 1 台を Apache の実行専用にする場合です。この特殊な場合では、バックアップサーバで何も実行しないように、標準的な Apache のデフォルトインストールの自動起動を無効にする必要があります。

1 台以上の特定サーバで Apache インスタンスを手動で in service にすることで、任意に負荷を分散できます。さらに、各インスタンスのサーバ優先順位を調整することで、障害が発生したときに、Apache インスタンスが最終手段として特定サーバにフェイルオーバするように設定することも、複数のサーバにフェイルオーバして負荷を分散するように設定することもできます。

クラスタ内のすべてのサーバで Apache の自動起動を無効にした場合、このインスタンスで LifeKeeper の IP アドレスを使用するように設定することで、デフォルトサーバのルートディレクトリ「/etc/http」を LifeKeeper の Apache リソース履歴に使用できます。また、ドキュメントのルートディレクトリ用に共有ファイルシステムを使用できます。ただし、これはアクティブ / スタンバイ設定 (前述) なので、通常の方法ではデフォルトのインスタンスを起動できなくなります。さらに、サーバのルートは一意である必要があるため、デフォルトサーバのルートディレクトリを複数の履歴に使用することはできません。

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