説明
DataKeeper上のLVMを保護している場合、ボリュームグループの再設定 で案内している手法によるリソース階層の自動修正はできません。
詳細は ボリュームグループの再設定 をご覧ください。
LVM 構成における DataKeeper for Linux 非同期モードに関する注意事項

複数の非同期ミラー上に LVM を構成すると、データの整合性が保てず、さらには kernel panic が発生する場合があります。
DataKeeper 上に LVM を構成する場合には、DataKeeper ミラー 1 つだけ、または複数の同期ミラー、いずれかの構成でなければなりません。

lkID の使用はディスク全体で LVM を上書きした状態と互換性がありません

lkID を使用して、LVM 物理ボリュームとして設定されているディスクで一意のディスク ID を生成すると、lkID および LVM 情報が格納されているディスク上の場所で競合が発生します。これにより、lkID および pvcreate が使用された順番に従って、lkID または LVM 情報のどちらかが上書きされます。

対応策: lkID を LVM と組み合わせて使用する必要がある場合は、ディスクをパーティション化し、ディスク全体ではなくディスクパーティションを LVM 物理ボリュームとして使用します。

File descriptorに関する警告メッセージが出力されることがある

 File descriptor 3 (/dev/zero) leaked on lvchange invocation. Parent PID 123456: /etc/default/LifeKeeper-perl 

LVM v2.03.24からv2.03.30を使用している場合、lvmvgリソースまたはlvmlvリソースを操作した時にこの様な警告メッセージが複数行出力されます。これは該当バージョンのLVMに起因する不具合によるものであり、LifeKeeperの動作としては問題はありませんので無視してください。
なお、本事象はLVM v2.03.31以上を使用することで改善します。
RAW I/O Recovery Kitと組み合わせて使用できない

LVM Recovery Kitで保護しているボリューム領域に対して、RAW I/O Recovery Kitのリソースを作成することはできません。

そのため、LVM Recovery Kitで保護しているボリューム領域以外にRaw デバイスが存在しない場合は、LK GUIよりリソース作成時に、「Please Select Recovery Kitの選択肢」で「Raw Device」を選択すると以下のエラーメッセージが出力され、Raw Deviceリソースが作成できません。

 No valid choices were found for the "Raw Partition" selection. 

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