LifeKeeper の bin コマンドのグループ化と基本的な説明
コマンドは、以下のディレクトリにあります。 /opt/LifeKeeper/bin
これを独自のパスに入れるには、以下のコマンドを実行します。
. /etc/default/LifeKeeper
LifeKeeper、GUI などの開始 / 停止
lkstart : LifeKeeper Core を起動します。
オプション:
なし
lkstop : LifeKeeper Coreを停止します。オプションにより停止時の動作が変わります。
オプション:
なし – LifeKeeper Core及び保護対象サービスを停止します。シャットダウンストラテジーの設定に関わらず待機系へのスイッチオーバーは行われません。
-r – システム起動時の自動起動を有効のままにします。
-n – LifeKeeper Core及び保護対象サービスを停止します。 シャットダウンストラテジーで “Switchover Resources” に設定されている場合は待機系にスイッチオーバーされます。また、/etc/default/LifeKeeper で LKSTOP_FAILOVER_N=1 が設定されている場合は、シャットダウンストラテジーの設定にかかわらずフェイルオーバーが発生します。
-f – LifeKeeper Coreのみ停止します。保護対象のサービスは停止しません。
-i – LifeKeeper Coreのみ停止します。保護対象のリソースは停止しません。続行するため (yes/no) の確認を行ってください。
lkGUIserver : LifeKeeper GUI デーモンプロセスを開始 / 停止します。
オプション:
start
stop
restart
lkGUIapp : LifeKeeper Java アプリケーションを開始します。
オプション:
なし
LK とその他の LifeKeeper のコマンドの監視
lcdstatus : LifeKeeper のリソース、コミュニケーションパスなどの状態を表示します。
オプション:
-d – <node to run command on>
-q : 短いレポート
lcdsync : メモリにある LifeKeeper の設定情報をディスクに書き込みます。
オプション:
-d – <other node to run it on>
lcdrcp : コミュニケーションパス経由で、ある LifeKeeper ノードからファイルを別の LifeKeeper ノードに転送します。
オプション:
lcdrcp <file names> {dest:ofile | dest:odir}
lcdremexec : 指定の LifeKeeper ノードで、指定のコマンドを実行します。
オプション:
-d <node to run command on> <command>
lcdrecover : リソース階層インスタンス状態の確認と設定を行います。
オプション:
man -M /opt/LifeKeeper/man lcdrecover
を参照してください。
階層を in service または out of service にする
perform_action: 指定リソースで指定動作を実行します。
指定の階層から別のノードへの切り替えに使用できます。
オプション:
-a <action name>
-t <tag name>
例:
perform_action -a restore -t $LKTag : 階層を in service にします。
perform_action -a remove -t $LKTag: 階層を out of service にします。
LifeKeeperのコンフィグレーションをチェックする
lkchkconf : /etc/default/LifeKeeperに設定された値について、以下の内容をチェックします。
- LifeKeeperの起動時に読み込む設定が実際に反映されているか。 反映されていない場合には、その旨を通知するエラーメッセージを出力します。
- LifeKeeperの監視実行の間隔と、リソースの監視処理のタイムアウト値の設定値に矛盾がないか。 リソースの監視処理のタイムアウト値に、LifeKeeperの監視実行間隔(LKCHECKINTERVALの設定値)より大きい値が設定されている場合はその旨を通知するエラーメッセージが出力されます。
オプション:
なし
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