Sybase ASE Recovery Kit の要件

以下に、Sybase ASE Recovery Kitを適切に設定、インストール、運用する上で必要なハードウェアとソフトウェアを挙げます。

LifeKeeper for Linux Sybase Recovery Kitをインストールする前に、LifeKeeperの構成が次の要件を満たしている必要があります。LifeKeeperのハードウェアとソフトウェアのインストールと設定に関する具体的な手順については、 LifeKeeper for Linuxインストレーションガイド を参照してください。

ハードウェア要件

  • IP ネットワークインターフェースカード - 各サーバーは、イーサネットTCP/IPをサポートするネットワークインターフェースカードを 1 つ以上必要とします。ただし、LifeKeeperクラスタは、少なくとも2つのコミュニケーションパスを必要とすることに注意してください。LAN を使用した 2 つのコミュニケーションパスは、ハートビート用に別々のサブネットに接続することをお勧めします。また、少なくともどちらか 1 つのサブネットは、プライベートネットワークとして設定します。TCPとTTYのハートビートの組み合わせもサポートされています。
  • ストレージ – サーバーは、LifeKeeperがサポートする共有ストレージまたは データレプリケーション を使用するように構成する必要があります。

ソフトウェア要件

  • TCP/IP ソフトウェア – LifeKeeper 環境の各サーバーには TCP/IPソフトウェアが必要です。
  • Sybase ASE ソフトウェア – LifeKeeper は、 Sybase ASEソフトウェアのバージョン15.5およびそれ以降をサポートしています。このバージョンは、Sybase Inc. の http://www.sap.com/japan/index.html から入手できます。 注意: クラスター内の全サーバーに同じバージョンのSybase ASEソフトウェアをインストールする必要があります。また、LifeKeeperの保護下にあるサーバー上にインストール可能な Sybase ASEソフトウェアバージョンは 1 つのみです。
  • LifeKeeper ソフトウェア – クラスター内の各サーバーにインストールするLifeKeeperソフトウェアのバージョン、および、適用するLifeKeeperソフトウェアパッチのバージョンが同一であることが絶対条件です。
  • LifeKeeper for Linux IP Recovery Kit – LifeKeeper for Linux IP Recovery Kitは、LifeKeeper for Linux Sybase ASE Recovery Kitにより必要とされます。LifeKeeper for Linux IP Recovery Kitは、FTPダウンロードにより LifeKeeper for Linux Core イメージファイルで提供されます。
  • LifeKeeper for Linux Sybase ASE Recovery Kit – Sybase ASE Recovery Kit は、FTP ダウンロードによりイメージファイルで提供されます。Red Hat Package Manager (rpm) でパッケージされており、rpm を使用してインストール / アンインストールを行います。LifeKeeper for Linux Sybase ASE Recovery Kitの FTP ダウンロードによるイメージファイルには、次の rpmファイルが格納されています。

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