DRBD Recovery Kitをインストールする前に、LifeKeeperの構成が次の要件を満たしている必要があります。
ハードウェア要件
- サーバー – LifeKeeper for Linux 対応サーバーが 2 台以上。
- IP ネットワークインターフェイスカード – 各サーバーには、少なくとも1つのネットワークインターフェイスカードが必要です。独立した2つのサブネットを使用した2つの個別のLANベースのコミュニケーションパスが推奨され、そのうちの少なくとも1つはプライベートネットワークとして構成する必要があります。
- 一意に識別可能なストレージ – ディスクまたはパーティションは一意に識別できる必要があります。GPTパーティションテーブルまたはLVMを使用すると、一意の識別子を提供できます。
- ターゲットストレージ – ターゲットディスク、パーティション、または論理ボリュームは、少なくともソースディスク、パーティション、または論理ボリュームと同じ大きさである必要があります。
- ターゲットの同期 – DRBDリソースが作成および拡張されると、同期プロセスによってターゲットディスク、パーティション、または論理ボリューム上の既存のデータが削除され、ソースのデータで置き換えられます。
ソフトウェア条件
- オペレーティングシステム – サポートされているディストリビューションのリストについては、 LifeKeeper for Linuxリリースノート – 新機能 または LifeKeeper for Linuxサポートマトリックス – サポート対象のアプリケーション をご覧ください。
- LifeKeeperソフトウェア – 各サーバーに同じバージョンのLifeKeeper Coreをインストールする必要があります。また、各サーバーで使用する予定のrecovery kitの同じバージョンをインストールする必要があります。特定の要件については、 LifeKeeper for Linuxリリースノート と LifeKeeper for Linuxサポートマトリックス を参照してください。
- DRBDソフトウェア – DRBD Recovery Kitライセンスがある場合は、DRBD Recovery KitとDRBDソフトウェアがインストールされます。DRBD Recovery Kitをインストールする前に、または同じタイミングで、ライセンスファイルをインストールしてください。
既定では、次のパッケージがインストールされます。
- steeleye-lkDRBDとsteeleye-libdrbd-perl:DRBD Kitパッケージ
- drbd-utils と
- RHEL: kmod-drbdおよびdrbd-selinux (selinux-policy-targetedがインストールされている場合)
- SLES: drbd-kmp-defaultとdrbd-ueficert
オプションで、メインDRBDパッケージのインストール後に、-addDRBDオプションを使用して以下のパッケージをインストールできます (/mntはメディアのマウント場所へのパスです) 。
drbd-bash-completion : drbd command bash completion
drbd-man-ja : drbd Japanese man pages
# setup --addDRBD
/mnt/LINBIT.tar.gz,drbd-bash-completion:drbd-man-ja
DRBDの詳細については DRBD 9 User’s Guide を参照してください。
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