以下の表は、DRBDパラメーターの名前と意味を一覧にして説明しています。これらの値は、 /etc/default/LifeKeeper 構成ファイルを編集して調整します。
パラメーター名 | パラメーターの意味 | 設定値 | デフォルト値 | 適用タイミング | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
DRBD_ALLOW_FAILOVER_SYNC_TARGET | 同期中のターゲットへのフェイルオーバーを許可 | 0/1 | 1 | リソースのフェイルオーバー時 | 1 (デフォルト): 同期中ターゲットへのフェイルオーバーを許可 0:同期中ターゲットへのフェイルオーバーを許可しない |
DRBD_BASE_PORT | DRBDの接続に使用されるポート | 整数 | 7788 | リソースの作成時 | 各リソースは、そのネットワーク接続に一意のTCPポートを使用します。この値は最初に使用されるポートで、リソースが追加されると増加します。 |
DRBD_ALLOW_DEVNAME | GUIDを持たないデバイスの使用を許可します | 0/1 | 0 | リソースの作成と拡張時 | OSによってデバイスの名前が変更されたときに、DRBDが正しいデバイスを使用するようにするには、GUIDデバイスノードを使用することをお勧めします。この設定により、GUIDデバイスノードが使用できない場合に非GUIDデバイスノードを使用できます。非GUIDデバイスノードが使用され、OSがデバイスの名前を変更した場合、必要な内部メタデータはリソースの接続を妨げ、データの破損を引き起こします。 |
DRBD_DEBUG_ENABLED | DRBD APIでデバッグを有効にします | 0/1 | 0 | 即時 | LifeKeeperデバッグが有効な場合(debug_drbd LifeKeeperフラグ)、DRBDデバッグはログに記録されます。 |
DRBD_WAIT_FOR_USABLE_TIMEOUT | How long to wait for a DRBD resource to be ready. | Integers | 30 | As required (takes effect immediately) | DRBD resources are not immediately usable when a resource is brought “up”. In most cases the DRBD resource is available in less than 10 seconds. Setting this value too low may cause a transient failure. |
DRBD_TAKE_DOWN_ON_REMOVE | DRBDリソースをOSUにしたとき に、DRBDを停止するかどうかを決定します。 | 0/1 | 0 | 適宜 ( すぐに反映されます ) | 0: DRBDリソースがOSU中であってもDRBDを起動したままにしておくことで、スイッチオーバー中に同期が継続され、スイッチオーバーが高速化されます。 1: DRBDリソースをOSUにするとDRBDの全ての機能も停止します。これは、特定のメンテナンスやトラブルシューティングのシナリオで役立ちます。 |
DRBD_RECOVER_TIMEOUT | ハングしたリカバリー操作を中止するまでの待機時間(秒数) | 整数 | 300 | 即時 | |
DRBD_ALLOW_DISKLESS | バッキングデバイスに障害が発生した場合に、リソースを「プライマリー」にできるようにする | 0/1 | 1 | 即時 | DRBDがIOエラーを検出したときのデフォルトの動作は、バッキングデバイスを「切り離し」(DRBDユーザーガイドのセクション4.13参照)、「ディスクレス」モードを継続し(on-io-error 設定)、リモートリードを許可(allow-remote-reads 設定)することです。「0」に設定すると、「プライマリー」デバイスが「ディスクレス」になったとき、LifeKeeper は直ちにスイッチオーバーを開始します。「プライマリー」デバイスが「ディスクレス」である間、すべてのIOはネットワーク経由でミラーターゲットに対して発生します。 |
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