プライマリーサーバーからリソースインスタンスを作成するには、以下の手順を実行します。

  1. LifeKeeper GUI メニューから [Edit] を選択し、次に [Server] を選択してください。メニューから、[Create Resource Hierarchy] を選択してください。

リソースを作成するときは、Apache Web Serverが停止している必要があります。ただし、システム設定ファイルにlisten変数を設定している場合は、デフォルトのデーモンの動作を許可できます。

[Create Resource Wizard] ダイアログボックスが表示され、クラスター内にインストールされて認識済みのRecovery Kitがすべて、ドロップダウンリストボックスに表示されます。

  1. [Apache Web Server] を選択し、 [Next] をクリックしてください。
  1. 以下の情報を入力するようにプロンプトが表示されます。ダイアログボックスで [Back] ボタンが有効な場合は、前のダイアログボックスに戻ることができます。これは、エラーが発生して、前に入力した情報を修正する必要がある場合に便利な機能です。いつでも [Cancel] をクリックして、作成処理全体を取り消すことができます。
フィールド
ヒント
Switchback Type [intelligent] または [automatic] を選択してください。この設定は、バックアップサーバーへのフェイルオーバー後にサーバーが復帰したときに、このサーバーに Apache インスタンスをスイッチバックする方法を指定します。スイッチバックタイプは、必要な場合、[Resource Properties] ダイアログボックスの [General] タブで後から変更できます。
Server Apache Web Server を配置するサーバー (通常これをプライマリーサーバーまたはテンプレートサーバーと呼ぶ) を選択してください。クラスタ内のすべてのサーバーがドロップダウンリストボックスに表示されます。
Web Server Binary Location httpd Apache Web Server デーモンのフルパス名 (ファイル名を含む) を選択するか、入力してください。デフォルトは、/usr/sbin/httpd です。
Web Server Root Directory Web Server のルートディレクトリのフルパスを指定する必要があります。相対パスやシンボリックリンクを使用することはできません。Apache Web Serverの設定ファイルは、サーバールートの conf/httpd.conf にあります。

注意: この時点で、保護される IP リソースが利用可能かどうかが LifeKeeper によってチェックされます。また、Apache Web Server リソース階層の作成に使用する入力データが妥当かどうかもチェックされます。この 2 つのチェックのどちらかで問題が検出された場合、[ERROR] ボックスが表示されます。Web Server のルートディレクトリーのパスは妥当であるが、Apacheの設定自体にエラーがある場合は、そのエラーを修正してから、階層の作成を続けることができます。ここで必要な LifeKeeper IP リソースを作成することもできます。
Root Tag Web Server 階層に付けるタグ名を選択するか、入力してください。デフォルトの apache<root directory>を選択するか、独自のタグ名を入力することができます。
  1. [Create] をクリックしてください。[Create Resource Wizard] によって、Apacheリソース階層が作成されます。LifeKeeperによって入力データが検査されます。問題が検出された場合、情報ボックスにエラーメッセージが表示されます。
  1. 情報ボックスが表示され、Apacheリソース階層が正常に作成されたこと、およびフェイルオーバによる保護を実現するにはその階層をクラスタ内の別のサーバーに拡張する必要があることが示されます。[Next] をクリックしてください。

注意: 新しい Apacheインスタンスの起動に失敗したというエラーメッセージが表示されることがあります。新しいApache階層を別のシステムに拡張するには、起動する(In Serviceにする) 必要があることに注意してください。この時点で、表示されたエラーメッセージに基づいて問題を修正し、新しい階層を In Service にしてから、階層の拡張を続行できます。

  1. [Continue] をクリックしてください。[ExtendWizard] が起動されます。リソース階層を別のサーバーに拡張する方法の詳細については、「Apacheリソース階層の拡張」(後述) の手順 2 を参照してください。

[Cancel] をクリックすると、別のダイアログボックスが表示され、Apacheリソース階層をLifeKeeperの保護下に置くには、いずれかの時点でここに戻って Apacheリソース階層を別のサーバーに拡張する必要があることが警告されます。

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