説明
リソースが一時停止されても、DRBDリソースファイルは/opt/LifeKeeper/subsys/scsi/resources/drbd/から削除されません。

一時停止中にdrbdリソースを削除すると、リソースが削除されたときに/opt/LifeKeeper/subsys/scsi/resources/drbd/にファイルが残ります。

回避策としては、cd /opt/LifeKeeper/subsys/scsi/resources/drbdを実行して /opt/LifeKeeper/subsys/scsi/resources/drbd/に移動し、ファイルを手動で削除します。
一時停止したノードを再起動すると接続の問題が発生します。

DRBDターゲットノードが「一時停止」されていても、ソースからの保留中のデータがまだある場合、そのノードを再起動すると、オンラインに戻ったときに接続の問題や部分的な同期が発生する可能性があります。一時停止されたノードは、一時停止が解除されるまで再起動しないようにするのがベストプラクティスです。
この問題が発生した場合は、次のコマンドを実行してください。

# drbdadm disconnect lk#
このコマンドはリソースを切断するために使用され、すべてのノードで実行する必要があります。
(lk# をリソース名に置き換えます)
# drbdadm connect lk#
このコマンドは接続をリストアするために使用され、すべてのノードで実行する必要があります。
# lkcli drbd resume --tag <tag>
このコマンドはソースノードから実行する必要があります。これにより、一時停止フラグが残らないことが保証されます。
3ノード構成において、2ノードが停止した後に1ノードだけ立ち上げた状態では、立ち上げたノードでスイッチオーバーは失敗します。

3ノードすべて立ち上がった状態でスイッチオーバーを行ってください。
DRBD Recovery KitはLKCLIのimport/exportをサポートしていません。
リソースファイルのセットが複数ある場合、lkbackupはリソースファイルをバックアップしません。

リソースファイルが複数セットされている場合 (1セットはlk#.resおよびlk#.res.dbとして定義されます)、lkbackupはDRBDリソースファイルをバックアップしません。ファイルのセットが1つだけの場合は、適切にバックアップされます。回避策は、すべてのリソースファイルを手動で保存することです。
DRBD: lk_chg_valueを使用してDRBD接続エンドポイントIPを変更できません

一部のLifeKeeperリカバリーキットで使用されるIPアドレスは、/opt/LifeKeeper/bin/lk_chg_valueスクリプトを使用して更新できます。 ( データレプリケーションパスの変更 (DataKeeper), キューマネージャーのIPの変更 (IBM MQ), LifeKeeperの設定値の変更) を参照してください。 このスクリプトは現在、DRBDリソースで使用されるIPアドレスを変更するために使用できません。

次のようなコマンドを実行します。

# lkstop
# /opt/LifeKeeper/bin/lk_chg_value -o 182.168.0.1 -n 192.168.1.1
# lkstart

システム上のLifeKeeperコミュニケーションパスで使用されるIPアドレスを変更します。ただし、DRBD構成ファイル内のIPアドレスは更新されません。DRBDリソースの接続エンドポイントを更新するためのLifeKeeperの使用は現在サポートされていません。
DRBDリソースの拡張を解除してから再度拡張した場合に、完全には再同期されない

DRBDリソースの拡張を解除してから再度拡張した場合には、完全な再同期が必要です。完全な再同期が自動的に実行されない場合は、DRBDリソースを停止し、同じノードで起動してください。これにより、未処理の同期ブロックが複製されます。
NVMeデバイスを始めとする特定のデバイスを保護した場合、DRBDリソースの作成・拡張に失敗することがあります。

DRBDリソースの作成・拡張失敗時の次のようなエラーが出力されます。
/etc/drbd.d/lk0.res.tmp:48: Token too long >>>/dev/disk/by-id/nvme...<<< 

LifeKeeperは、GUIDパーティションテーブル(GPT)を作成していないデバイスの永続的な識別子として /dev/disk/by-id/ のパスを利用しています。このパスが128文字を超えるデバイスを保護した場合、DRBDリソースの作成・拡張に失敗します。
この問題を回避するために、gdisk、あるいは同種のツールを使用してGUIDパーティションテーブルを作成し、そのデバイスに対してDRBDリソースを作成・拡張してください。

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