このセクションでは、SPS MQ Recovery Kit の使用中に表示される可能性のあるメッセージの一覧を示します。必要に応じて、エラーの原因およびエラー状態を解消するために必要な処置についても説明しています。
MQ Recovery Kit は、階層の作成および拡張時に他の SPS コンポーネントを利用するため、それらの他のコンポーネントによるメッセージが表示されることもあります。その場合、メッセージカタログ を参照してください。メッセージカタログでは、操作、管理、GUI など、SIOS Protection Suite for Linux を使用しているときに出会う可能性がある、すべてのエラーコードを列挙します。また、エラーコードの原因に関する補足説明や、問題解決のために必要な処置についても、必要に応じて記載します。この完全なリストを検索すると、受信したエラーコードを見つけることができます。また、適切な SPS コンポーネントの個別のメッセージカタログに直接アクセスすることもできます。
共通のエラーメッセージ
119001 | Queue manager with TAG "TAG" failed to start on server "SERVER" with return code "Code" | start コマンドは正常に実行されましたが、開始後のチェックが失敗しました。 SERVER 上の IBM WebSphere MQ アラートログを確認し、エラーを修正してください。 |
119002 | Queue manager with TAG "TAG" start command failed on server "SERVER" with return code "Code". | キューマネージャ TAG に対する start コマンドが 0 以外の値を返しました。 SERVER 上の IBM WebSphere MQ アラートログを確認し、エラーを修正してください。 リターンコード Code は、strmqm コマンドのリターンコードです。 |
119006 | Command server start command for queue manager "TAG" failed on server "SERVER" with return code "Code". | コマンドサーバに対する起動コマンドが、0 以外の値を返しました。 SERVER 上の IBM WebSphere MQ アラートログを確認し、エラーを修正してください。 リターンコード Code は、runmqsc コマンドのリターンコードです。 WebSphere MQ v6.0 の場合、コマンドサーバの起動タイプが「MANUAL」になっていることを確認してください。詳細については、設定の要件 を参照してください。 |
119007 | Listener for queue manager "TAG" failed to start on server "SERVER". | SERVER 上の IBM WebSphere MQ アラートログを確認し、エラーを修正してください。 |
119008 | Listener start command for queue manager with TAG "TAG" failed on server "SERVER" with return code "CODE". | SERVER 上の IBM WebSphere MQ アラートログを確認し、エラーを修正してください。 |
119013 | Could not create queue manager object for queue manager “QMGR” with TAG “TAG”. | LifeKeeper と WebSphere MQ のエラーログを確認してください。 |
119014 | Could not create listener object for queue manager “QMGR” with TAG “TAG”. | LifeKeeper と WebSphere MQ のエラーログを確認してください。 |
119015 | No value forthe “PARAMETER” specified. | LifeKeeper MQ Recovery Kit スクリプトを、正しい引数を使用して実行してください。 |
119016 | Instance with ID “ID” does not exist on server “SERVER”. | リソース階層を確認してください。 |
119017 | Instance with TAG “TAG” does not exist on server “SERVER”. | リソース階層を確認してください。 |
119018 | Invalid parameters specified. | 正しいオプションを使用してスクリプトを実行してください。 |
119019 | Too few parameters specified | 正しいオプションを使用してスクリプトを実行してください。 |
119021 | Failed to set “VALUE” for resource instance “TAG” on server “SERVER”. | LifeKeeper ログで、値の設定に関するエラーを確認してください。 |
119025 | Failed to update instance info for queue manager with TAG “TAG” on server “SERVER”. | サーバが動作中の状態に戻ったら、操作を再度実行して設定を同期してください。 |
119026 | The following program required does not exist or is not executable:"EXECUTABLE".Check failed. | プログラム EXECUTABLE が見つかりませんでした。すべてのインストール要件が満たされていることを確認し、必要なパッケージをすべてインストールしてください。 詳細については、設定の要件 を参照してください。 |
119032 | Script: usage error (error message) | 正しい引数を使用して、スクリプト Script を開始してください。 |
119033 | Script: error parsing config file "ConfigFile". | ConfigFile が存在し、読み取り可能であることを確認してください。 |
119034 | CHECKTYPE check for queue manager with TAG "TAG" failed on server "SERVER" because the MQUSER could not be determined.This is probably because of a removed configuration file - ignoring. | タグ TAG のキューマネージャに対する CHECKTYPE チェックが失敗しました。 グローバル設定ファイル (mqs.ini) が存在し、読み取り可能であることを確認してください。 削除されている場合、mqs.ini 設定ファイルを再作成してください。 |
119035 | CHECKTYPE check for queue manager with TAG "TAG" failed on server "SERVER" because no TCP PORT directive found in config file "CONFIGFILE" - ignoring. | キューマネージャ設定ファイル (qm.ini) が存在し、インストール中に必要な TCP セクションが含まれていることを確認してください。 TCP セクションをキューマネージャ設定ファイルに追加してください。 |
119042 | “CHECKTYPE” check for queue manager with TAG “TAG” failed on server “SERVER” because no TCP PORT information was found via runmqsc. | リスナーオブジェクトのポート情報が定義済みであり、runmqsc でアクセス可能であることを確認してください。 |
119043 | TCP Listener configuration could not be read, reason:“REASON”. | MQ が実行中であり、リスナーオブジェクトのポート情報が定義済みで、runmqsc でアクセス可能であることを確認してください。 |
119044 | No TCP Listener configured, no TCP PORT information was found via runmqsc:“MESSAGE”. | リスナーオブジェクトのポート情報が定義済みであり、runmqsc でアクセス可能であることを確認してください。 |
作成
001022 | END failed hierarchy “CREATE” of resource “TAG” on server “SERVER” with return value of “VALUE”. | サーバ SERVER 上の LifeKeeper ログに、リソース階層の作成に関するエラーがないか確認します。このエラーは、キューマネージャが起動していないことに関係する場合があります。 |
119020 | Create MQSeries queue manager resource with TAG “TAG” for queue manager “QMGR” failed. | LifeKeeper ログにリソースの作成に関するエラーがないか確認します。このエラーは、キューマネージャが起動していないことに関係する場合があります。 |
119022 | Failed to create dependency between “PARENT” and “CHILD”. | LifeKeeper ログに依存関係の作成に関するエラーがないか確認します。 |
119023 | Creating the filesystem hierarchies for queue manager with TAG “TAG” failed.File systems:“Filesystems”. | LifeKeeper ログにファイルシステム階層の作成に関するエラーがないかを確認します。 |
119029 | No TCP section configured in "CONFIGFILE" on server "SERVER". | サーバ SERVER 上のキューマネージャ設定ファイルに TCP セクションを追加します。詳細については、「設定の要件 」を参照してください。 |
119031 | Queue manager "DIRTYPE" directory ("DIRECTORY") not on shared storage. | ディレクトリ DIRECTORY を共有ストレージに移動して、操作を再度実行してください。 |
119038 | Creation of queue manager resource with TAG "TAG" failed on server "SERVER". | サーバ SERVER 上の LifeKeeper ログのエラーを確認および修正し、操作を再度実行してください。 |
119039 | TCP section in configuration file "FILE" on line "LINE1" is located before LOG section on line "LINE2" on server "SERVER". | キューマネージャ設定ファイル内で、TCP セクションは LOG: セクションより後に配置することを推奨します。 TCP セクションをキューマネージャ設定ファイルの末尾に移動し、操作を再度実行してください。 |
119040 | Creation of MQSeries queue manager resource by create_ins was successful but no resource with TAG “TAG” exists on server “SERVER”.Sanity check failed. | LifeKeeper ログにリソース作成中のエラーがないか確認してください。 |
119041 | Creation of MQSeries queue manager resource was successful but no resource with TAG “TAG” exists on server “SERVER”.Final sanity check failed. | LifeKeeper ログにリソース作成中のエラーがないか確認してください。 |
拡張
119024 | Instance "TAG" can not be extended from "TEMPLATESYS" to "TARGETSYS".Reason:REASON | REASON に記載されているエラーを修正し、操作を再度実行してください。 |
119027 | The user "USER" does not exist on server "SERVER". | プライマリサーバ上と同じ UID を持つユーザ USER を SERVER 上に作成し、操作を再度実行してください。 |
119028 | The user "USER" has a different numeric UID on server "SERVER1" (SERVER1UID) then it should be (SERVER2UID). | USER が全サーバ上で同一の UID を持つように UID を変更し、UID を変更したサーバ上の WebSphere MQ を再インストールしてから、操作を再度実行してください。 |
119029 | No TCP section configured in "CONFIGFILE" on server "SERVER". | サーバ SERVER 上のキューマネージャ設定ファイルに TCP セクションを追加します。 詳細については、「設定の要件 」を参照してください。 |
119030 | Queue manager "QMGR" not configured in "CONFIGFILE" on server "SERVER". | 拡張対象のキューマネージャ QMGR は、ターゲットサーバ SERVER 上のグローバル設定ファイルに設定されていません。キューマネージャのスタンザをサーバ SERVER 上の設定ファイル CONFIGFILE に追加し、操作を再度実行してください。 |
119036 | Link "LINK" points to "LINKTARGET" but should point to "REALTARGET" on server "SERVER". | ファイルシステムレイアウト上、3 つのシンボリックリンクがテンプレートおよびターゲットサーバ SERVER 上の同じ場所を指している必要があります。 サーバ SERVER 上のリンク LINK を REALTARGET を指すように修正し、操作を再度実行してください。 |
119037 | Link "LINK" that should point to "REALTARGET" does not exist on system "SERVER". | ファイルシステムレイアウト上、3 つのシンボリックリンクは、ターゲットサーバにも存在する必要があります。 サーバ SERVER 上に REALTARGET への必要なリンク LINK を作成し、操作を再度実行してください。 |
削除
119003 | Failed to stop queue manager with TAG “TAG” on server “SERVER". | サーバ SERVER 上のキューマネージャ TAG が Recovery Kit によって停止できませんでした。詳細な情報を確認し調査するには、ログレベルを DEBUG に変更してください。マシン負荷によっては、シャットダウンタイムアウト値を大きくする必要がある場合があります。 |
119004 | Some orphans of queue manager with TAG “TAG” could not be stopped on server "SERVER".Tried it “tries” times. | オーファンを手動で停止し、Queue Manager を再起動してください。より詳細な情報を得るには、ログレベルを DEBUG に変更します。 |
119010 | Listener for queue manager with TAG "TAG" failed to stop on server "SERVER". | このメッセージは、リスナーの監視が有効な場合のみ表示されます。より詳細な情報を得るには、ログレベルを DEBUG に変更します。 |
リソース監視
119005 | Queue manager with TAG “TAG” on server "SERVER" failed. | SERVER 上の IBM WebSphere MQ アラートログでエラーを確認します。このメッセージは、キューマネージャがクラッシュしたことを示しています。 |
119009 | Listener for queue manager with TAG “TAG” failed on server "SERVER". | このメッセージは、リスナーの監視が有効な場合のみ表示されます。より詳細な情報を得るには、ログレベルを FINE に変更します。 |
119011 | “CHECKTYPE" PUT/GET Test for queue manager with TAG "TAG" failed on server "SERVER" with return code "Code" | このメッセージは、PUT/GET テストが有効で、テストキューが存在する場合のみ表示されます。より詳細な情報を得るには、ログレベルを FINE に変更し、SERVER 上の IBM WebSphere キューマネージャエラーログ (/var/mqm/errors) でエラーを確認し、修正します。ファイルシステムの容量が不足していないか確認します。 |
119012 | Client connect test for queue manager with TAG "TAG" on server "SERVER" failed with return code "Code". | このメッセージは、リスナーの管理が有効な場合のみ表示されます。 このメッセージは、リスナーまたはキューマネージャの問題を示しています。 ログでエラーを確認し、修正します。 リターンコード Code は、amqscnxc コマンドのリターンコードです。 |
警告メッセージ
119201 | Listener for queue manager with TAG "TAG" is NOT monitored on server "SERVER". | これは、リスナーの管理が有効になっていないことを示す警告です。 |
119202 | Queue manager with TAG “TAG” is not running on server “SERVER” but some orphans are still active.This is attempt number “ATTEMPT” at stopping all orphans processes. | これは、MQ が正しく停止されなかったことを示す警告です。 |
119203 | Another instance of recover is running, exiting “EXITCODE”. | リカバリプロセスを開始したが、別のリカバリプロセスがすでに実行中のため、このリカバリプロセスを継続できません。 |
119204 | Queue manager server connect check for queue manager with TAG "TAG%" timed out after "SECONDS" seconds on server "SERVER". | このメッセージがよく表示される場合、/etc/defaul/LifeKeeper の MQS_QUICKCHECK_TIMEOUT_SC の値を大きくしてください。 詳細については、サーバ接続チャネルの変更 を参照してください。 |
119205 | Queue manager client connect check for queue manager with TAG "TAG" timed out after "SECONDS" seconds on server "SERVER". | このメッセージがよく表示される場合 /etc/defaul/LifeKeeper の MQS_QUICKCHECK_TIMEOUT_CC の値を大きくしてください。 詳細については、サーバ接続チャネルの変更 を参照してください。 |
119206 | Server "SERVER" is not available, skipping. | キューマネージャ設定の更新中に、サーバがオンラインではありませんでした。 サーバがオンラインに戻るのを待ってから、設定手順を再度実行してください。 |
119207 | "CHECKTYPE" PUT/GET test for queue manager with TAG "TAG" failed because test queue "QUEUE" does not exist (reason code "REASONCODE") - ignoring. | テストキュー QUEUE の設定を作成するか、既存のキューにテストキューを再設定します。 テストキューの作成については、「設定の要件 」を参照してください。 |
119208 | Channel "CHANNEL" does not exist for queue manager with TAG "TAG" (reason code "REASONCODE") - ignoring. | 存在していないチャネル CHANNEL を作成してください。デフォルトでは、チャネル SYSTEM.DEF.SVRCONN が使用されます。 チャネルの作成方法については、WebSphere MQ ドキュメンテーションを参照してください。 |
119209 | PUT/GET test for queue manager with TAG "TAG" skipped because no test queue is defined. | キューマネージャ TAG に LifeKeeper テストキューを設定してください。 |
119210 | The following program required to perform the PUT/GET test does not exist or is not executable:"EXECUTBALE".Test skipped. | C コンパイラをシステムにインストールし、それが root ユーザの PATH 環境変数に配置されていることを確認してください。スクリプト LKROOT/lkadm/subsys/appsuite/mqseries/bin/compilesamples を実行し、修正済みサンプルプログラムの amqsget および amqsgetc をコンパイルします。 |
119211 | Queue manager "CHECKTYPE" PUT/GET test for queue manager with TAG "TAG" timed out after "SECONDS" seconds on server "SERVER". | このメッセージがよく表示される場合、/etc/default/LifeKeeper の MQS_QUICKCHECK_TIMEOUT_PUTGET の値を大きくしてください。 詳細については、サーバ接続チャネルの変更 を参照してください。 |
119212 | QuickCheck for queue manager with TAG “TAG” timed out after SECONDS seconds on server “SERVER”. | このメッセージがよく表示される場合、/etc/default/LifeKeeper の MQS_QUICKCHECK_TIMEOUT の値を大きくしてください。 |
119213 | mqseriesQueueManager::getMQVersion::ERROR unexpected dspmqver output (OUTPUT) – reading cached value instead (Queue QUEUE, Queuemanager QMGR). | runmqsc による MQ バージョンの読み取りに失敗しました。このメッセージがよく表示される場合、/etc/default/LifeKeeper の MQS_DSPMQVER_TIMEOUT の値を大きくしてください。 |
119214 | mqseriesQueueManager::getMQVersion:: ERROR unexpected output retrieving MQ version information (Queue QUEUE, Queuemanager QMGR). Unexpected results * | mqm ユーザとして次のコマンドを実行して、出力が生成されるかを確認してください: dspmqver -b -p1 -f2. また、mqm ユーザとして次のコマンドを実行して、出力を確認してください: dspmqinst |
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