LifeKeeper NFS Server Recovery Kit をインストールして設定する前に、次の要件を満たしていることを確認します。
- サーバー 。この Recovery Kit には、SPS for Linux テクニカルドキュメンテーション および SPS for Linux リリースノート で説明されている要件に従って設定した 2 台以上のサーバーが必要です。サポート対象の Linux ディストリビューションについては、上記のリリースノートを参照してください。
- LifeKeeper ソフトウェア 。クラスタの各サーバーにインストールする LifeKeeper ソフトウェアのバージョン、および、適用する LifeKeeper ソフトウェアパッチのバージョンが同一であることが絶対条件です。具体的な LifeKeeper の要件については、SPS for Linux テクニカルドキュメンテーション および SPS for Linux リリースノート を参照してください。
- LifeKeeper IP Recovery Kit 。各サーバーの LifeKeeper IP Recovery Kit のバージョンは同じにする必要があります。
- IP ネットワークインターフェース 。各サーバーは、イーサーネット TCP/IP をサポートするネットワークインターフェースを 1 つ以上必要とします。IP スイッチオーバが正しく動作するには、ローカルネットワークに接続されているユーザーシステムが標準の TCP/IP 仕様に準拠している必要があります。
注記 : 各サーバーが必要とするネットワークインターフェースが 1 つだけであっても、異種メディア要件、スループット要件、単一障害点の排除、ネットワークのセグメンテーションといった多くの理由のために、複数のインターフェースを使用すべきです。
- TCP/IP ソフトウェア 。各サーバーは TCP/IP ソフトウェアも必要とします。
- nfs-utils ソフトウェア 。各サーバーでは、LifeKeeper と LifeKeeper NFS Server Recovery Kit の設定に先だって、nfs-utils パッケージの高可用性バージョンをインストールして設定しておく必要があります (OS のディストリビューションによっては、 nfs-utils は別パッケージで提供されています)。各サーバーに同じバージョンをインストールする必要があります。
LifeKeeper インストールサポートセットアップスクリプトは HA クラスタ環境で使用する nfs-utils を設定します。さらに、 NFS v2/v3 エクスポート を保護するためにこのキットを使用する場合は nfs-lock.service および nfs-server.service がシステムブート時に自動的に起動されるように設定する必要があります。 NFS v4 ルートエクスポートを保護する場合は、自動起動しないように設定してください。
- LifeKeeper NFS Server Recovery Kit をインストールまたは削除する具体的な方法については、SPS for Linux インストールガイド を参照してください。
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