LifeKeeper クラスタ内のサーバに、オペレーティングシステムの再インストールを (したがって LifeKeeper の再インストールも) 必要とする障害が発生した場合、クラスタの各サーバからリソース階層を再拡張する必要があります。ただし、再インストールしたサーバとの共有イクイバレンシ関係がクラスタのサーバにある場合、LifeKeeper は、再インストールしたサーバへ既存のリソース階層を拡張することを許可しません。また、再インストールされたサーバには階層が実際には存在していないため、再インストールしたサーバから階層を拡張解除することもできません。
推奨される対策:
- リソース階層が設定されている各サーバで、eqv_list コマンドを使用してすべての共有イクイバレンシのリストを取得します (詳細については、LCDI-relationship を参照してください).
下記の例では、server1 および server2 に対する IP リソースの iptag のコマンドおよび結果の出力を示します。ここでは、server2 が再インストールされたサーバ、server1 が設定された階層です。
eqv_list -f:
server1:iptag:server2:iptag:SHARED:1:10
- リソース階層が設定された各サーバで、eqv_remove を使用して、階層の各リソースのイクイバレンシ関係を手動で削除します (詳細については、LCDI-relationship を参照してください)。
たとえば、上記の手順 1 の例を基に、server1 に対して以下のコマンドを実行します。
eqv_remove -t iptag -S server2 -e SHARED
- 2つ以上のサーバがあるクラスタでは、これらのリソース階層のイクイバレンシ関係が定義されているクラスタ内の各サーバに対して手順 1 と 2 を繰り返します。
- 最後に、GUI を使用し、リソース階層が in-service になっているサーバから再インストールされたサーバに各リソース階層を拡張します。
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