コマンドの実行

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- [コマンド] [オプション] の形式で実行 (例: (./dep_list^-P)

コマンド

dep_create – 2つのリソースインスタンスの間に依存関係を作成する

オプション/説明
オプション:

-p <parent tag>
-c <child tag>
-d <dest> (任意)

説明: 1つのシステム上で、 <parent tag> と <child tag> で指定したタグを持つリソースインスタンスの間に依存関係を作成します。

追加情報:
  • -p および -c で指定したリソースはいずれも、引数 -d で指定したシステム上にある必要があります。これは、親リソースが適切な動作のために子リソースを必要とすることを意味します。
  • -d で宛先が指定されていない場合、コマンドを実行したシステムが想定されます。
  • -p および -c で指定したリソースはいずれも、事前に作成しておく必要があります。

dep_remove – 2 つのリソースインスタンス間にある依存関係を削除する

オプション/説明
オプション:

-p <parent tag> (任意)
-c <child tag> (任意)
-d <dest> (任意)

説明: 1つのシステム上で、 <parent tag> と <child tag> で指定したタグを持つリソースインスタンス間の依存関係を削除します。

追加情報:
  • -d で宛先が指定されていない場合、コマンドを実行したシステムが想定されます。
  • -c で子リソースが指定されていない場合、-p で指定された親リソースとのすべての依存関係が削除されます。
  • -p で親リソースが指定されていない場合、-c で指定された子リソースを持つすべての依存関係が削除されます。
  • -p、-cのいずれか、または両方を指定する必要があります。 どちらも指定されていない 場合、コマンドはエラーとなります。

dep_list – 2 つのインスタンス間にある依存関係をリストする

オプション/説明
オプション:

-p <ofchildtag> (任意)
-c <ofparenttag> (任意)
-C <allchild> (任意)
-P <allparent> (任意)
-r <typ> (任意)
-a <app> (任意)
-d <dest> (任意)
-f <field separator of ‘:’> (任意)

説明: リソースインスタンス間の依存関係に関する情報を、標準出力に出力します。 注意: -d で宛先が指定されていない場合、コマンドを実行した現在のシステムが想定されます。

このコマンドを実行すると、各文字列が次の形式で表示されます。
Parent = ______ Child = ______

varfs:part10
part10:ha5
usrfs:part20
part20:ha5


各文字列には、 区切り文字 で区切られた2つのフィールドがあります。dep_list コマンドの後に -f <任意の文字> を使用して、文字列内の2つのリソースインスタンスを区切る区切り文字を設定します。上記の例では、区切り文字としてコロン (:) を使用しています。区切り文字より左側フィールドは依存関係のあるリソースのうち親リソースのタグ名、右側のフィールドは子リソースのタグ名を示しています。

:


注意: -f オプションを使用しない場合でも、出力には control->A の区切り文字が含まれます。 (これは印刷不可能な文字で、文字列には表示されません。)

追加情報:
  • -p オプションが指定されている場合、<ofchildtag>で指定されたリソースの直接の親の依存関係のみを出力します。
  • -c オプションが指定されている場合、<ofparenttag> で指定されたリソースの直接の子の依存関係のみを出力します。
  • -C オプションが指定されている場合、 <allchild> で指定されたリソースのすべての直接および間接の子の依存関係を出力します。
  • -P オプションが指定されている場合、<allparent> で指定されたリソースのすべての直接および間接の親の依存関係を出力します。
  • -p、-c、-P、または -Cオプションがいずれも指定されていない場合、すべての依存関係が出力されます。
  • -r オプションを指定すると、子の typ のすべての依存関係がリストされます。
  • -a オプションを指定すると、アプリケーションの app のすべての依存関係がリストされます。

eqv_create – 2 つのノード間に指定リソースのイクイバレンシーを作成する

オプション/説明
オプション:

-t <tag>
-o <tag on equivalent system>
-S <equivalent system>
-e <{COMMON|SHARED|COMPOSITE}>
-p <Priority> (任意)
-d <dest> (任意)
-r <Priority on equivalent system> (任意)

説明: ローカルシステム(-d で宛先が指定されていない場合)の <tag> で指定されたリソースと <equivalent system> 上の <tag on equivalent system> で指定した リソースとの間のイクイバレンシーを、構成データベース内に作成します。

追加情報:
  • -d で宛先が指定されている場合、コマンドは <dest> システムで実行されます。指定されていない場合、コマンドはローカルシステムで実行されます。-d の使用がどのように影響するかについては、以下の例を参照してください。
  • -p の引数 <Priority> および -r の引数 <Priority on equivalent system> は、イクイバレンシー情報を持つシステムのリソースの優先順位を表します。
  • <Priority> および <Priority on equivalent system> オプションは、指定されていない場合、それぞれデフォルトで 1、2 になります。
  • -S <equivalent system> で指定されたリモートシステムにイクイバレンシーを自動的に追加します。
  • -e で指定するイクイバレンシータイプは、現在 SHAREDのみ がサポートされます。
例:
TagOnNodeATagOnNodeB の間にイクイバレンシーを作成するには、以下を実行します(両方ともNodeAで実行します)。
  • eqv_create -t TagOnNodeA -p 1 -S NodeB -o TagOnNodeB -r 10 -e SHARED
または
  • eqv_create -d NodeB -t TagOnNodeB -p 10 -S NodeA -o TagOnNodeA -r 1 -e SHARED

eqv_remove – 2 つのノード間にある指定リソースのイクイバレンシーを削除する

オプション/説明
オプション:

-S <equivalent system>
-t <tag>
-e <{COMMON|SHARED|COMPOSITE}>
-d <dest> (任意)
-o <tag on equivalent system> (任意)

説明: ローカルシステム(-d で宛先が指定されていない場合)の <tag> で指定されたリソースと <equivalent system> 上の <tag on equivalent system> で指定したリソースとの間のイクイバレンシーを、構成データベースから削除します。

追加情報:
  • -d で宛先が指定されている場合、コマンドは <dest> システムで実行されます。指定されていない場合、コマンドはローカルシステムで実行されます。-d の使用がどのように影響するかについては、以下の例を参照してください。
  • -d で宛先が指定されていない場合、 <tag> はローカルノードのリソースタグを表します。指定されている場合、 <tag> は <dest> のリソースタグです。
  • -e で指定するイクイバレンシータイプは、現在 SHARED のみ がサポートされます。
  • -S <equivalent system> で指定されたリモートシステムのイクイバレンシーを自動的に削除します。
例:
TagOnNodeATagOnNodeB の間のイクイバレンシーを削除するには、以下を実行します(両方ともNodeAで実行します)。
  • eqv_remove -t TagOnNodeA -S NodeB -e SHARED
または
  • eqv_remove -d NodeB -t TagOnNodeB -S NodeA -e SHARED

eqv_list - リソースインスタンス間にあるイクイバレンシー関係をリストする

オプション/説明
オプション:

-d <dest> (任意)
-S <system> (任意)
-t <tag name> (任意)
-f: <field separator of ‘:’> (任意)

説明:
リソースインスタンス間のイクイバレンシー関係に関する情報を、標準出力 に出力します。

追加情報:
  • -dで宛先が指定されている場合、イクイバレンシーのリストはそのシステムからのリストになり、指定されていない場合は、ローカルシステムからのリストになります。
  • -S で システムが指定されている場合、イクイバレンシーのリストは、ローカルシステム間に存在する任意のイクイバレンシーに対するものになります。

    例:

  • iwstp:varfs:remote:varfs_backup:SHARED:1:2
  • iwstp:usrfs:remote:usrfs_backup:SHARED:1:2

    上記の例の各行には、 区切り文字 で区切られた各文字列のフィールドが含まれています。eqv_list コマンドの後に-f <任意の文字> を使用して、出力される文字列のフィールドを区切る区切り文字を設定します。上記の例では、区切り文字としてコロン (:) を使用しています。フィールドは以下のとおりです(フィールド1、2、6はローカルシステムの情報、フィールド3、4、7はリモートシステムに関する情報、フィールド5はイクイバレンシーのタイプです)。:

  1. イクイバレンシーのリソースタグ1が存在するローカルシステム名: iwstp
  2. リソースタグ1のタグ名: varfs
  3. イクイバレンシーのリソースタグ2が存在するリモートシステム名: remote
  4. リソースタグ2のタグ名: varfs backup
  5. イクイバレンシーのタイプ: SHARED.
  6. ローカルシステム/リソースの優先順位: 1
  7. リモートシステム/リソースの優先順位: 2

    この関数の残りの引数は、以下のように、出力される情報を制限します。

  8. -e SHARED プションは、すべての SHARED イクイバレンシー情報を出力します。
  9. -t オプションは、引数で指定されたタグに関連するイクイバレンシーのみを含むように出力を制限します。

hry_setpri - 指定のノードまたはそのノード上にある階層の優先順位を設定する

オプション/説明
オプション:

-t <tag(s)>
-p <priority>
-d <dest> (任意)
-q <Details in Description> (任意)
-l: <Details in Description> (任意)

説明: この関数は、指定された <tag(s)> リソース階層内のリソースインスタンスを <priority> に設定します。 -d で宛先が指定されていない場合、コマンドを実行した現在のシステムが想定されます。

追加情報:

  • 関連するすべてのイクイバレンシーが更新されます。
  • <priority> は、既存のイクイバレンシーによって使用中であってはなりません。
  • 階層は、-t オプションで指定されたルートリソース <tag(s)> によって識別されます。共通のリソースを持つ複数のルート階層が存在する場合、すべてのルートは、「-t H1,H2」など、 カンマ(スペースは使用できません)で区切られたタグのリストで指定する必要があります。
  • 新しい優先順位は、-p オプションを使用して指定します。
  • -q オプションを指定した場合、標準出力は すべて抑制されます。
  • -l オプションを指定すると、この階層が存在するシステムのリストと、それに関連する優先順位が表示されます。例:

    teak 10
    ash 20
    plum 30

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