Sybase Backup Server は、Open Server ベースのアプリケーションで、Adaptive Server でのデータベースのバックアップ (ダンプ) とリストア (ロード) をすべて管理します。Sybase Backup Server は、LifeKeeper Sybase ASE リソース階層の作成中に保護下に置くことも、リソース階層を作成した後に LifeKeeper の保護下に加えることもできます。また、リソース階層を作成した後に、Sybase Backup Server を LifeKeeper の保護下から除外することもできます。
Sybase Backup Server の追加
Sybase Backup Server を既存の Sybase ASE リソース階層に追加するには、Sybase の srvbuild またはその他の設定ユーティリティによって Backup Server を作成済みである必要があります。
- [Edit] メニューから [Resource] を選択し、次に [Properties] を選択してください。[Resource Properties] ウィザードが開きます。
- [Select Resource] プルダウンメニューからリソースタグを選択してください。これは、LifeKeeper 保護下にある変更対象の Sybase ASE リソースのリソースタグです。
- [Select Server for Resource] プルダウンメニューで [LifeKeeper Server] を選択してください。これは、Sybase ASE リソースインスタンスを更新するサーバです。複数の LifeKeeper サーバ上で変更が必要な場合、この手順をクラスタ内の各サーバについて繰り返す必要があります。
- [Resource Properties] ページで [Resource Configuration] ボタンをクリックしてください。これで、手順 3 で選択した保護リソースに対する [Reconfiguration] ウィザードが開きます。ウィザードの最初の画面には、この LifeKeeper 保護リソースの現在の設定が表示されます。[Next] をクリックします。
- 有効な Sybase Backup Server が指定されたサーバ上に存在する場合、追加または削除する Sybase Backup Server が次の画面のプルダウンリストに表示されます。追加する Sybase Backup Server をリストから選択します。[Next] をクリックします。 注記: Sybase ASE インストールにおいて、共有ストレージに Sybase ソフトウェアがインストールされている場合、そのインストールを含むファイルシステムが、再設定を実行するサーバ上で In-Service される必要があります。
- 有効な Sybase Monitor Server が存在する場合、次の画面で設定できます。Monitor Server の保護を変更する際の考慮事項については、Sybase Monitor Server の保護の変更 を参照してください。
- [Reconfigure] を選択してください。何らかのエラーが表示された場合、それを修正してから先に進んでください。エラーがない場合、[Done] をクリックしてください。
- Sybase Backup Server 設定ファイルパスまたは関連するデータベースデバイスは、LifeKeeper ファイルシステムリソースで手動で保護し、親リソース階層の依存リソースにする必要があります。
- Sybase Backup Server に関連する仮想 IP アドレスは、親リソース階層の依存リソースにする必要があります。関連する IP アドレスを特定するには、interfaces ファイル内で、Sybase Backup Server 名の後のマスターおよびクエリ行を参照してください。
Sybase Backup Server の削除
以下に、Sybase Backup Server を既存の Sybase ASE リソース階層から削除する手順を説明します。
- [Edit] メニューから [Resource] を選択し、次に [Properties] を選択してください。[Resource Properties] ウィザードが開きます。
- [Select Resource] プルダウンメニューからリソースタグを選択してください。これは、LifeKeeper 保護下にある変更対象の Sybase ASE リソースのリソースタグです。
- [Select Server for Resource] プルダウンメニューで [LifeKeeper Server] を選択してください。これは、Sybase ASE リソースインスタンスを更新するサーバです。複数の LifeKeeper サーバ上で変更が必要な場合、この手順をクラスタ内の各サーバについて繰り返す必要があります。
- [Resource Properties] ページで [Resource Configuration] ボタンをクリックしてください。これで、手順 3 で選択された保護リソースに対する [Reconfiguration] ウィザードが開きます。ウィザードの最初の画面には、この LifeKeeper 保護リソースの現在の設定が表示されます。[Next] をクリックします。
- 有効な Sybase Backup Server が指定されたサーバ上に存在する場合、追加または削除する Sybase Backup Server が次の画面のプルダウンリストに表示されます。Sybase Backup Server の保護を解除するには、リストで [none] を選択します。[Next] をクリックします。
- 有効な Sybase Monitor Server が存在する場合、次の画面で設定できます。Monitor Server の保護を変更する際の考慮事項については、Sybase Monitor Server の保護の変更 を参照してください。
- [Reconfigure] を選択してください。何らかのエラーが表示された場合、それを修正してから先に進んでください。エラーがない場合、[Done] をクリックしてください。
- 不要になった Sybase Backup Server 設定ファイルパスまたは関連するデータベースデバイスは、Sybase ASE リソース依存関係を解除し、LifeKeeper から削除する必要があります。
- 不要になった Sybase Backup Server 仮想 IP リソースは、Sybase ASE リソース依存関係を解除し、LifeKeeper から削除する必要があります。
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