階層の作成後、クラスタ内の別のサーバに拡張する必要があります。3 通りのシナリオで、テンプレートサーバからターゲットサーバにリソースインスタンスを拡張できます。
- リソースの作成後、[Continue] をクリックして、別のサーバにリソースを拡張します。
- 次に説明するように [Edit] メニューから [Extend Resource Hierarchy] を選択します。
- 左側または右側のペインから拡張されていない階層を右クリックします。
どのシナリオでも同じダイアログボックスが表示されます (いくつかの例外については、以下に詳細を明記)。
- LifeKeeperGUI メニューから [Extend] ウィザードを開始する場合は、 [Edit] を選択し、次に [Resource] を選択します。ドロップダウンメニューから [Extend Resource Hierarchy] を選択します。これで [Extend Resource Hierarchy] ウィザードが起動されます。拡張操作に慣れていない場合は、 [Next] をクリックします。LifeKeeper の [Extend Resource Hierarchy] のデフォルト値が分かっていて、入力と確認を省略する場合は [Accept Defaults] をクリックします。
- [Pre-Extend Wizard] で以下の情報を入力します。
注記: 最初の 2 つのフィールドは [Edit] メニューの [Extend] から操作を開始した場合にだけ表示されます。階層を拡張する手順の間に [Cancel] をクリックすると、どの時点であってもそのサーバへの拡張処理がキャンセルされるので注意してください。ただし、すでにリソースを別のサーバに拡張している場合は、明示的に拡張解除するまで、そのインスタンスの拡張は有効です。
Switchback Type | スイッチバックタイプを選択します。ここでは、バックアップサーバへのフェイルオーバの後、Route53 インスタンスが In Service に戻ったときに、このサーバにRoute53 インスタンスをスイッチバックする方法を指定します。[intelligent] または [automatic] を選択できます。 * intelligent の場合、インスタンスをプライマリ / オリジナルサーバにスイッチバックするときに管理者の介入が必要になります。 * automatic の場合、プライマリサーバがオンラインに戻り、LifeKeeper コミュニケーションパスを再確立した直後に自動的にスイッチバックが行われます。 スイッチバックタイプは、必要な場合 [Resource Properties] ダイアログボックスの [General] タブで後から変更できます。 |
Template Priority | テンプレートの優先順位を選択するか、入力してください。これはサーバで現在 In Service の Route53 階層の優先順位です。1 ~ 999 の範囲で、まだ優先順位として使用されていない値が有効で、小さい数値ほど優先順位が高くなります (数値 1 が最高の優先順位)。拡張処理時に、別のシステムですでに使用中の優先順位をこの階層に対して指定することはできません。デフォルト値を使用することを推奨します。 注記: このフィールドは、階層を最初に拡張するときにだけ表示されます。 |
Target Priority | ターゲットの優先順位を選択するか、入力してください。これは、他のサーバにある同等の階層に対する、新しく拡張する Route53 階層の優先順位です。1 ~ 999 の範囲で、まだ優先順位として使用されていない値が有効で、リソースのカスケーディングフェイルオーバシーケンスにおけるサーバの優先順位を示します。数値が小さいほど優先順位が高くなります (数値 1 が最高の優先順位)。 注記: LifeKeeper のデフォルトでは、階層が作成されたサーバに「1」が割り当てられます。優先順位は連続している必要はありませんが、特定のリソースについて 2 つのサーバに同じ優先順位を割り当てることはできません。 |
- 情報ボックスが表示され、LifeKeeper が環境のチェックを正常に完了し、この EC2 リソースを拡張するためのすべての要件が満たされていることが示されます。満たされていない要件がある場合は、 [Next] ボタンは選択できなくなり、 [Back] ボタンが有効になります。 [Back] をクリックした場合、情報ボックスに表示されるエラーメッセージの内容に従って、リソースの拡張を変更できます。ここで [Cancel] をクリックした場合は、EC2 リソース階層を他のサーバに手動で拡張して、LifeKeeper の保護下に置く必要があります。 [Next] をクリックすると、[Extend Resource Hierarchy] 設定作業に入ります。
- リソース階層構造の拡張を行うために、以下の情報の入力が要求されます。
Route53 Resource Tag | Route53リソースタグを選択するか、入力してください。これは、ターゲットサーバに拡張される Route53 リソースが使用するリソースタグ名です。 注記: このフィールドは編集できません。 |
- 拡張が実行中であることを示す情報ボックスが表示されます。同じ Route53リソースインスタンスをクラスタ内の別のサーバに拡張する場合は、 [Next Server] をクリックしてください。その場合は、リソース階層を拡張する操作を繰り返します。 [Finish] をクリックすると、LifeKeeper は Route53 リソースの拡張が正常に完了したことを確認します。
- [Done] をクリックして、 [Extend Resources Hierarchy] メニューの選択を終了します。
注記: 必ずすべてのサーバで新しいインスタンスの機能をテストしてください。
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