LifeKeeper で保護されている、コンテナ・データベース(以下、CDB)間でプラガブル・データベース(以下、PDB)を移行する手順を紹介します。事前にデータベースのバックアップを取得しておくことをおすすめします。
移行手順
本手順では、PDB のプラグ/アンプラグを使用した方法による PDB の移行を示します。
下図の構成の場合を例に、ソース CDB (ORCLCDB1)から ターゲット CDB (ORCLCDB2)へ PDB (TESTPDB) を移行する手順です。
- 移行前にソース CDB に接続し、対象の PDB の情報を確認します。
SQL> COLUMN NAME FORMAT A8
SELECT NAME, DBID, GUID FROM V$CONTAINERS WHERE NAME='<PDB>';
- Oracle PDB リソースを Out of Service にし、リソースを削除します。
複数の PDB を保護している Oracle PDB リソースがある場合は、リソース設定 [Change Protection PDB] (保護するPDBの変更 を参照)で対象の PDB を保護対象から削除します。
- ソース CDB に接続し対象の PDB をアンプラグします。(PDB が停止していない場合、PDB を停止します。)
SQL> ALTER PLUGGABLE DATABASE <PDB> UNPLUG INTO '/home/oracle/<PDB>.xml';
SQL> DROP PLUGGABLE DATABASE <PDB>;
- ターゲット CDB に接続し対象の PDB をプラグし、PDB を起動します。
SQL> CREATE PLUGGABLE DATABASE <PDB> USING '/home/oracle/.xml' <COPY|NOCOPY>;
SQL> ALTER PLUGGABLE DATABASE <PDB> OPEN;
- 移行後の PDB の情報が移行前と一致することを確認します。
SQL> COLUMN NAME FORMAT A8
SELECT NAME, DBID, GUID FROM V$CONTAINERS WHERE NAME='<PDB>';
- ターゲット CDB を指定して Oracle PDB リソースを作成します。
既に PDB を保護している Oracle PDB リソースがある場合は、リソース設定 [Change Protection PDB] (保護するPDBの変更 を参照)で対象の PDB を保護対象に追加して一つのリソースで管理することも可能です。
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