設定ファイルの残りの全セクションでは、このインスタンスに対してクライアントがアクセスできるファイルとプリンタの共用を定義します。設定ファイルでは共用を 1 つ以上定義する必要があります。Samba 設定ファイルでは、ファイルの共用のみ、プリンタの共用のみ、ファイルとプリンタの共用の両方の組み合わせのいずれも定義可能です。LifeKeeper の場合、定義可能な共用数に制限はありませんが、1 つの共用に関して障害が発生しただけで、階層全体がバックアップ・サーバに切り替えられることに注意する必要があります。各共用に対して次の命令を定義する必要があります。

  • path - この命令はファイルまたはプリンタの共用のルート・パス名を指定します。この値によって、Samba 階層の一部として保護するファイル・システム・リソースが決まり ます。Samba リソース作成時に LifeKeeper ファイル・システム・リソースがすでに存在していない場合は、 LifeKeeper によって自動的に作成されます。

注記: この命令は directory と呼ばれることもあります。Samba Recovery Kit はどちらの名前でも命令を処理します。

  • printable - 値が Yes の場合、Samba の共用は Linux プリンタに印刷するためのプリント・スプール・レポジトリとして使用されます。共用を通常のファイルの共用として使用する場合は、この命令を No に設定するか、命令自体を指定しません。[global] セクションで Yes に設定されていない限り、この値のデフォルトは No です。この命令を Yes に設定した場合、下記の printer name 命令で定義したプリンタを保護する LifeKeeper プリント・サービス・リソースが Samba 階層作成時に存在している必要があります。

注記: この命令は print ok と呼ばれることもあります。Samba Recovery Kit はどちらの名前でも命令を処理します。

  • printer name - この命令は共用が使用するプリンタ名を定義し、名前付きプリンタを保護するプリント・サービス・インスタンスを探すときに使用されます。プリント・サービス・インスタンスは Samba 階層の子リソースになります。プリンタの共用に対してこ の命令が定義されていない場合、Samba Recovery Kit は共用名をプリンタ名と見なします。

注記: この命令は printer と呼ばれることもあります。Samba Recovery Kit はどちらの名前 でも命令を処理します。

注記: Samba 設定ファイルでは、いくつかの命令で変数置換を使用できます。Samba ユーティリティ testparm で変数を解決できない限り、前述の命令では、変数置換を使用しないでください。

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