このセクションでは、SAP の設定に着手する前に考慮すべき情報と、SAP の典型的な設定例を示します。また、SAP を LifeKeeper で設定および保護するための操作手順を示します。

SAP を LifeKeeper でサポートされているカーネル 2.4 または 2.6 を使用する Linux ディストリビューションにインストールする方法については、SAP が提供するデータベース固有の SAP インストールガイドを参照してください。

また、 SPS for Linux テクニカルドキュメンテーション を参照して、 SPS Core リソース (ファイルシステムリソースなど) を設定してください。

サポートされる構成

SAP Highly Available (HA) 環境において取ることのできるデータベースサーバおよびアプリケーションサーバ構成は多数あります。LifeKeeper で保護するために SAP を設定する上で必要な具体的手順は、構成によって異なります。そのため、実際の要件に最も近い構成を見つけることが重要です。サポートされる構成例の一部を以下に示します。

ABAP+Java 構成 (ASCS およびSCS)

ABAP のみの構成 (ASCS)

Java のみの構成 (SCS)

上記の例に図示する構成は 2 つのサーバで構成されており、各サーバは、セントラルサービスインスタンスとともに、ERS インスタンス、データベースインスタンス、プライマリアプリケーションサーバインスタンス、0 個以上の追加の冗長性のあるアプリケーションサーバインスタンス (AS) をホストしています。冗長性のあるアプリケーションサーバなしで SAP を設定することは可能ですが、その場合、ASCS インスタンスまたは SCS インスタンスへのユーザによるログインが必要になります。これは、SAP によって推奨されていません。ASCS インスタンス、SCS インスタンス、およびデータベースサーバは、データベースファイルとアプリケーションファイルのために共有ファイルストレージにアクセスできます。

セントラルサービスは多くのリソースを使用するわけではなく、非常に高速でスイッチオーバ可能ですが、データベースはスイッチオーバ速度に大きな影響を与えます。そのため、データベースインスタンスとセントラルサービスインスタンス (ASCS および SCS) は、2 つの異なる LifeKeeper 階層によって保護することを推奨します。これらは、異なるサーバ上で実行することも、同一サーバ上で実行することも可能です。 

設定に関する注記

以下は、HAクラスタ環境で実行するための SAP の設定に関する技術的な注記です。SAP を LifeKeeper で保護するための操作手順については、関連するトピックを参照してください。

ディレクトリ構造

仮想サーバ名

SAP ヘルスモニタリング

SAP ライセンス

自動スイッチバック

その他の注記

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