本ページでは Linux OS について基本的な知識がある方にむけて LifeKeeper Single Server Protection Software (SSP) のインストールについて説明しています。その他詳細については LifeKeeper Single Server Protection テクニカルドキュメンテーション を参照してください。

インストール前の要件

SSP for Linux をインストールする前に、下記の要件について確認してください。

  • LifeKeeper Single Server Protection リリースノート -リリースノートにはサポート対象のプラットフォーム、オペレーティングシステム、アプリケーション、ストレージについて記載されています。最新のバグフィックスについても記載されています。
  • TCP/IP 接続と名前解決 – GUI の機能を使用するためにクラスターノードの双方で名前解決ができる必要があります。DNS サービスまたは /etc/hosts を使用してください。 ローカルホストは 127.0.0.1 となります。
  • ファイアウォール – 以下のポートを使用します。
    • コミュニケーションパス (TCP): 7365/tcp
    • GUI サーバーとの通信: 81/tcp、82/tcp
    • GUI サーバーとクライアントとの RMI 通信: 1024/tcp 以降の全ポート
ファイアウォールに関して
  • GUI サーバー、クライアントの通信に使用するポートは SSP がインストールされるクラスターノードと、GUI クライアントを動作させる全てのシステムでポートが開放されている必要があります。
  • GUI サーバー、クライアント間の通信では Java の RMI にて 1024 番以降のポートをランダムに使用します。設定方法等は テクニカルドキュメント をご参照ください。
  • 使用しているポート番号に以下を追加します。 WebGUI サーバーのプロセスと lkpolicy コマンドによるポリシー設定で使用 : 778(SSL) /tcp
  • SELinux の設定確認 – SELinux のモードによっては、SSP for Linux はインストールできません。
    • enforcing モード – SSP for Linux をインストールできません。
    • permissive モード – SSP for Linux をインストールできます。(いくつかのテスト済み ARK 環境を除いて推奨できません。)
      • SAP 環境で必要にならない限り、SELinux を permissive モードにすることは推奨されていません。クラスターでの動作が必要となるアプリケーションが permissive モードをサポートしているか確認してください。SELinux の permissive モードは次の ARK でテスト済みです。: SAP MaxDB / Sybase / Oracle / DB2 / NFS / NAS / IP / FileSystem / MQ。必要となるパッケージについては Linux の依存関係 を参照してください。
    • disabled モード – SSP for Linux をインストールできます。
      • SELinux を無効にする方法は、OS 側のドキュメントを確認してください。
    • ご利用のディストリビューションから提供される適切なパッケージをインストールしてください。
  • 既知の問題 を確認してください。– ご利用の環境に既知の問題がないか確認してください。

SSP for Linux のインストール

LifeKeeper Single Server Protection (SSP) 構成内の各サーバに LifeKeeper Single Server Protection ソフトウェアをインストールしてください。

LifeKeeper のセットアップスクリプトがパッケージマネージャー(yum もしくは zypper)を使用してパッケージをインストールするため、LifeKeeper が依存するパッケージは自動的にインストールされるようになりました。

LifeKeeper Single Server Protection のイメージファイル (lkssp.img) は、システムに LKSSP をインストールする際に必要な、ユーザ対話型システムセットアップ作業を実行するための一連のインストールスクリプトを提供しています(詳細については、対話モード を参照)。 非対話型インストールも実行できます(詳細については、非対話モード を参照)。

サーバの Host ID または Entitlement ID を取得および表示するためのユーティリティを提供するライセンスユーティリティパッケージもインストールされます。 LKSSP を実行するための有効なライセンスを取得するために、Host ID または Entitlement ID、あるいはその両方が使用されます。

インストール作業はセットアップスクリプトの操作 を参照してください。

アップグレード方法については、SSP のアップグレード を参照してください。

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