本構成では LifeKeeper を使って、以下の構成のアクティブ/スタンバイクラスターを構築します。マルチ NIC 構成の Azure VM に LifeKeeper を導入します。

サーバー構成

仮想マシンサイズ

クラスターノードはStandard A1 v2 (1 vcpu 数、2 GiB メモリ)

Client/Witness ServerはStandard B1s (1 vcpu 数、1 GiB メモリ)

*注1

データディスク

30GiB (Oracle DB 用)

10GiB (swap 領域用)

(/dev/disk/cloud/azure_resourceはデータディスクとして使用できません ※注2)

*注1

[IP リソースが保護する VIP] 10.3.1.200
[ILB に設定する IP] 10.3.1.200
ILB が転送するポート 1521
ILB の負荷分散先ホストおよびポート lk4lnode01/lk4lnode02 の各 1521 ポート
[Azure のプライベート IP アドレス]

クラスターノード (稼働系) 10.3.1.11 / 10.3.2.11

クラスターノード (待機系) 10.3.1.12 / 10.3.2.12

クライアント兼 Witness サーバー 10.3.1.50

※注1:Oracle のインストール要件(メモリや Oracle データベース・インストールディスクサイズ、Swap エリアサイズ)に合うよう、インスタンスサイズおよび仮想マシンのディスクを用意してください。

※注2:ほとんどの Azure VM は一時ディスク (/dev/disk/cloud/azure_resource) を含んでいますが、これは管理された Disk ではありません。一時ディスクは、アプリケーションとプロセスのための短期ストレージを提供し、ページまたはスワップファイルのようなデータのみを格納することを意図しています。一時ストレージは自動的に /mnt にマウントされますが、以下の例では /mnt/resource にマウントされています。azure_resource は /dev/sdb デバイスノードであることが多いですが、設定によっては別のデバイスノードになることもあります。この一時ディスクは、DataKeeper で使用されるストレージのような LifeKeeper で保護されたデバイスとして使用するのには適していません。詳細については、/mnt/DATALOSS_WARNING_README.txt を参照してください。

ソフトウェア構成

OS RedHat Enterprise Linux 7.8 64bit
LifeKeeper SIOS Protection Suite for Linux v9.5.2
Oracle Oracle Database 19c (19.3) Enterprise Edition

監視対象

監視対象 IP リソースが保護する VIP / ファイルシステム / DataReplication / Oracle DB / Oracle Listener / Oracle PDB
/ Gen LB

ネットワーク構成

Azure では、仮想マシン(VM)間での通信を行えるようにする為、“仮想ネットワーク”(VNET)を作成します。VNET は、サブネットを指定する事で、このサブネット内で VM間での通信が行えるようにしています。

Azure で VM にネットワークを構成する場合、あらかじめ VNET を作成し、VM にこの VNET を指定するのが一般的です。VNET を使用すると、VM に仮想プライベートネットワーク (VPN) を提供できます。オプションとして、VPN をオンプレミス環境に接続して、ハイブリッドソリューションやクロスプレミスソリューションの実現もできます。VNET は管理ポータルサイトや Azure PowerShell を通して、DNS および IP アドレス範囲の構成を含むネットワークトポロジーを制御できます。

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