Recovery Kit for Route 53™リソースに対応するターゲットIPアドレスを決定するルールは、構成によって異なります。
Route 53™ リソースの子 IP リソース を使用しない構成
ターゲット IP アドレスは Route53 リソースの作成/拡張時に選択されるネットワークアダプターです。一般的にこの構成は、IP リソースを必要としないアプリケーションリカバリーキットで使用されます。 (例:PostgreSQL Server Recovery Kit)
Route 53™ リソースの子 IP リソースとして、実IPアドレスを保護するIPリソースを使用する構成
ターゲット IP アドレスは 子IP リソースに設定された実IPアドレスです。一般的にこの構成は IP リソースを必要とするアプリケーションリカバリーキットで使用されます。 (例:Oracle Recovery Kit)。IPリソースによる実IPアドレスの保護はLifeKeeper for Windows version 8.10.0から導入されました。
Route53™ リソースの複数の子IP リソース を使用した構成
IPリソースによる実IPアドレスの保護が導入されるより前のLifeKeeper for Windows向けの構成です。ターゲット IP アドレスは、ローカルコンピューター上でリストアされる子 IP リソースに関連する IP アドレスの一つです。一般的にこの構成は IP リソースを必要とするアプリケーションリカバリーキットで使用されます。 (例:Oracle Recovery Kit)。以下は2ノードクラスターの構成手順の例です。
- ステップ1: セカンダリー IP アドレスを各 EC2™ インスタンスに追加します。
- ステップ2: プライマリーノードで IP リソースを作成し、セカンダリーノードにも別の IP リソースを作成します。IP リソースにステップ1 で作成した IP アドレスを割り当てます。各 IP リソースの拡張時に、ターゲットの Restore Mode を無効にする必要があります。
- ステップ3: プライマリーノード上で各 IP リソースを “In Service” にします。優先順位を下記の通り設定します。
- ステップ4: Route53リソースを作成し、ステップ2で作成したIPリソースとの依存関係を作成します。Route53リソースとその子IPリソースの優先順位は同一でなければならないことに注意してください。
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