次の手順では、クラスタ内のすべてのサーバ上に Microsoft IIS を設定します。
Microsoft IIS Web または FTP サイトのインストールおよび設定
Web サイトまたは FTP サイトのペアを作成するには、各サーバ上に新規のサイトを追加して、ペアが同じになるように設定する必要があります。または、デフォルトの Web または FTP サイトの保護を選択することもできます。
- LifeKeeper GUI を使用して、プライマリサーバ上で切り替え可能な IP アドレスと保護対象ボリューム (存在する場合) をサービス中の状態にします。
- [プログラム] メニューの [管理ツール] から、Internet Information Services (IIS) Manager を起動します。このインターフェースを使用して、プライマリおよびバックアップサイトを作成します。
- [新しい Web サイト] ウィザードを起動して、「サイト名」または「説明」を入力します。プライマリおよびバックアップサーバの両方を同じ名前にする必要があることに留意してください。
- Web サイトのみ: [TCP ポート] と [ホストヘッダ] のフィールドに入力してください。プライマリサーバとバックアップサーバで、これらが同じになるようにしてください。
- Web サイトの切り替え可能 IP アドレスを選択するか、または入力します。サービス停止の状態の場合は、保護対象の切り替え可能 IP アドレスはドロップダウンリストに表示されないことがありますが、入力することは可能です。プライマリサーバとバックアップサーバでは、Web サイトの IP アドレスは同じである必要があります。
- Web サイトのみ: 複数の ID を持つ Web サイトを設定する場合は、すべての ID の [IP アドレス] フィールドに切り替え可能 IP アドレスを入力してください。
- サイトのホームディレクトリや物理パスをローカル (LifeKeeper によって保護されない) にすることができます。または、LifeKeeper の共有ストレージや複製ストレージを使用することができます。共有ストレージまたは複製ストレージを使用する場合は、ボリュームがサービス中の状態で、このディレクトリがすでに存在している必要があります。
- Web サイトのみ: Web サイトのアクセス権を選択します。
- Microsoft IIS サイトが起動されていることを確認し、バックアップサーバ上での Web サイト設定に進む前に、テストを行ってサイトがアクセス可能で正しく機能しているかどうかを確認します。
- LifeKeeper GUI を使用して、バックアップサーバ上で切り替え可能な IP アドレスと保護対象ボリューム (存在する場合) をサービス中の状態にします。
- 手順 2 から 10 を繰り返して、バックアップサーバ上にサイトを作成します。プライマリサーバとバックアップサーバでは、Web または FTP サイトペアは同じでなければならないことに留意してください。
すべての IIS サイトを作成して設定したら、次の操作を行ってください。
- LifeKeeper GUI を使用して、プライマリサーバ上で切り替え可能な IP アドレスと保護対象ボリューム (存在する場合) をサービス中の状態にします。
- Internet Information Services (IIS) Manager を使用して、プライマリサーバ上のプライマリサイトを開始し、バックアップサーバ上のバックアップサイトを停止します。
注記: LifeKeeper で保護される IP アドレスが該当のサーバ上でサービス中でない場合でも、Microsoft の IIS 管理コンソールの画面には、サイトで使用可能なすべての IP アドレスが表示されることがあります。これは Microsoft 管理コンソールスナップインのバグです。ただし、運用上の影響はありません。
保護対象の FTP サイトで匿名ログインを許可していない場合は、LifeKeeper のディープチェックプロセスを、匿名ではないログインを実行するように設定する必要があります。詳細については、 匿名接続を使用できない FTP サイトを保護する場合 を参照してください。
SMTP 仮想サーバを作成する場合は、 SMTP 仮想サーバのインストールと設定 に進んでください。それ以外の場合は、すでに 1 つまたは複数の IIS リソース階層を設定することによってインターネットサーバに LifeKeeper の保護を追加する準備ができています。
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