Core

LifeKeeper for Windows Core Software

LifeKeeper for Windows Coreは、LifeKeeperと基本的な LifeKeeperソフトウェアパッケージ、DataKeeperとRecovery Kitを含んでいます。

• LifeKeeper - LifeKeeper for Windows coreは基本的な LifeKeeperソフトウェアパッケージとCore Recovery Kitを含んでいます。

• LifeKeeper 構成データベース (LCD) - LifeKeeper が保護するリソースに関する情報が格納されています。リソースインスタンス、依存関係、共有イクイバレンシ、リカバリー方向、LifeKeeper操作フラグなどの情報が格納されています。LCDデータはシステムの共有メモリにキャッシュされた後、ファイルに格納されるため、システムを再起動しても、設定データは保持されます。

• LCDインターフェース (LCDI) - 構成データベース (LCD) にクエリを発行し、LCD内のデータを取得して変更できます。LCDIはアプリケーションRecovery Kit (ARK) で起動し、リソース状態や各種情報を取得します。

• LifeKeeper 通信マネージャ(LCM) -クラスタサーバーのステータスを確認します。LifeKeeper によるプロセス間通信 (ローカルとリモート) にも使用できます。クラスターサーバーのすべてのコミュニケーションパスでLCM通信が停止すると、LifeKeeperはサーバーに障害が発生したと判断します。

• LifeKeeperアラームインターフェース -イベントをトリガーするための基盤を提供します。LifeKeeperで保護するリソースに障害が発生すると、アプリケーションのデーモンが sendeventプログラムを呼び出します。sendeventプログラムはLCDと通信を行い、リカバリーに使用できるスクリプトがあるかどうかを判断します。

• LifeKeeper リカバリーアクション制御インターフェース(LRACI) - リソースに実行する適切なリカバリースクリプトを決定し、適切な restore/remove スクリプトを起動します。

• LifeKeeper GUI - クライアント / サーバーアプリケーションです。LifeKeeper と設定データを操作するグラフィカルな管理インターフェースを提供します。LifeKeeper GUI クライアントには、スタンドアロンのアプリケーションと Web ブラウザから起動する Java アプレットがあります。

• DataKeeper - DataKeeper パッケージはリアルタイムのデータレプリケーション機能を装備し、複数サーバーおよびデータセンターにある Windows サーバーのデータを同期した状態に維持します。

LifeKeeper for Windows Core Recovery Kit

Core Recovery Kitは、障害検出とリカバリーのあらゆるしくみを提供します。また、ボリューム (ドライブ文字)、ファイル共有、通信リソース、および Microsoft Internet Information ServerをLifeKeeper for Windowsで保護するために必要な定義を提供します。

• Volume Recovery Kit - リソースを作成して、共有ドライブまたはミラー化したドライブ全体 (例：Kドライブ) を保護します。

• LAN Manager Recovery Kit - コンピューターの別名とWindowsファイル共有リストを自動的にリカバリーします。LAN Managerリソースでは、NetBEUI 経由でサーバーと通信するアプリケーションの「切り替え可能」なコンピュータ名やシステム名を作成できます。また、File Share Recovery Kitを含みます。

• IP Recovery Kit - LifeKeeper for Windows環境で、障害が発生したプライマリーサーバーから 1 台以上のバックアップサーバーに「切り替え可能」な IP アドレスを使用して、IP アドレスを復旧します。切り替え可能なIPアドレスとは、サーバー間で切り替える仮想 IP アドレスを指します。ネットワークインターフェースカードの実アドレスとは異なります。LifeKeeper for Windowsで保護するアプリケーションには、切り替え可能な IP アドレスが対応付けられます。プライマリーサーバーに障害が発生すると、この IP アドレスがバックアップサーバーに対応付けられます。IP Recovery KitはIPリソースのローカルリカバリー機能も提供します。

• DNS Recovery Kit - DNS プライマリーサーバーまたは別名のサーバーにあるAレコードとPTRレコードを更新します。DNSリソースを使用した場合、バックアップサーバーへのフェイルオーバーやスイッチオーバーが発生すると、プライマリーサーバーまたは別名サーバーのAレコードとPTRレコード (存在する場合) が、バックアップサーバーのIPアドレスで更新されます。

• Microsoft IIS Recovery Kit - Microsoft Internet Information Services (IIS) の Web、FTP、SMTPサービスを保護します。Webサーバーの稼働状態を継続的に監視し、問題を検出すると、障害が発生したWebサーバーをバックアップサーバーに自動的にフェイルオーバーします。

• Generic Application Recovery Kit - 専用のRecovery Kitがないアプリケーションのリソースを作成します。