SIOS Protection Suite 構成は、次図に示すように、共通コンポーネントを共有します。
- サーバグループ: SIOS Protection Suite は、Windows サーバをクラスタ化して障害回復機能を提供します。サーバ (SIOS Protection Suite ノード) のプラットフォームは、同じでなくてもかまいません。
- ハートビート用コミュニケーションパス: LifeKeeper のハートビートは、LifeKeeper クラスタ内にあるサーバ間の定期的な メッセージで、主要な障害検出機能です。クラスタ内のすべてのサーバには、単純な通信障害でシステムに障害が発生しないように、冗長なハートビートコミュニケーションパス (comm パス) が必要です。 コミュニケーションパスは最低 1 本を設定する必要がありますが、グループ内の各サーバーのペアは少なくとも2 本のコミュニケーションパスを共有することを強く推奨します。通信障害による不要なフェイルオーバを回避するために、TCP/IP (ソケット) など、プロトコルの異なるコミュニケーションパスを作成して冗長化します。SIOS Protection Suite は、コミュニケーションパスを使用して、障害検出用のハートビートを一定間隔で送信します。サーバの死活状態を監視し、必要に応じて、リソースを切り替えます。 (コミュニケーションパス を参照してください。)
- 共有データリソース: SIOS Protection Suite は、共有データ、アプリケーション、通信リソースをリストアします。そして、共有ストレージデバイスの上のリソースに対して、ボリューム (ドライブ名) 単位でアクセスを制御します。サーバに障害が発生すると、SIOS Protection Suite は保護対象リソースをアクティブサーバに自動的に切り替えます。複数のシステムが共有する周辺装置は、外部のキャビネットに一括して収容してください。共有ストレージの構成方法については、ストレージの構成 を参照してください。
- ユーザ接続用の共有通信リソース: SIOS Protection Suite は、IP アドレス、コンピュータの別名、ファイル共有リストなどのユーザ通信リソースを自動的に管理して切り替えます。SPS が通信リソースを自動的に切り替えることにより、ユーザは通常のパスで接続を継続できます。
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