本環境で使用するインスタンスを作成します。作成手順は、踏み台サーバー (クライアントとしても使用) 、稼働系ノード、待機系ノードで全て同じですが、設定値の一部が異なります。入力時に対象のインスタンスに該当する値を入力するように注意ください。

  1. [≡] > [Compute] > [Instances] を選択します。
  1. [Compartment] で sios20-c を選択し、[Create Instance] をクリックします。
  1. 表示された入力フォームで次のように設定値を入力し、[Create] をクリックします。
入力項目名 設定値
Bastion Server Node1 Node2
Name sios20-bastion sios20-node1 sios20-node2
Create In
Compartment
sios20-c
Placement
Availability domain AD 1 (*1)
Show advanced options
Capacity type デフォルト設定のまま
Fault domain (*2) FAULT-DOMAIN-1 FAULT-DOMAIN-2 FAULT-DOMAIN-3
Security
Shielded instance 無効
Image and shape
Image Windows Server 2022 Standard (*3)
Shape VM.Standard.E4.Flex (*4)
Networking
Primary network Select existing virtual cloud network
sios20-vcn
Subnet Select existing subnet
sios20-subnet1 sios20-subnet2
Public IPv4 address Assign a public IPv4 address Do not assign a public IPv4 address
Show advanced options (※ [Private IPv4 address] 以外はデフォルト設定とする)
Private IPv4 address 10.0.1.11 10.0.2.11 10.0.2.12
Boot Volume
全項目 デフォルト設定のまま

*1 : Availability domainはリージョン内に配置された1つ以上のデータ・センターです。OCI ではまだシングル Availability domain のリージョンが多いので、本項では両クラスターノードで AD 1 を選択します。複数の Availability domain が利用可能になった場合は、稼働系と待機系で異なる Availability domain を指定した方がより可用性が高くなります。
*2 : フォルト・ドメインはハードウェアおよびインフラストラクチャをグループ化したもので、可用性ドメイン内に3つ存在します。単一の可用性ドメイン内でインスタンスが同じ物理ハードウェア上に存在しないようにインスタンスを分散できます。可用性を高めるため、稼働系と待機系で異なるフォルト・ドメインを指定してください。
*3 : 導入する LifeKeeper がサポートする OS バージョンを選択してください。LifeKeeper がサポートする OS バージョンは、各バージョンのサポートマトリクス (http://jpdocs.us.sios.com/) を参照してください。
*4 : Image で指定した OS が利用可能な Shape を指定してください。テナンシーの状況によっては、サービス制限の引き上げが必要になる可能性があります。

VNIC の編集・作成

sios20-node1 及び sios20-node2 の両クラスターノードで使用する VNIC について以下の変更、追加を行います。

  • プライマリー VNIC の設定変更
  • セカンダリー VNIC の新規作成

手順は sios20-node1 を例に記載していますが、sios20-node1 への VNIC 対応完了後、sios20-node2 に対しても同様の VNIC 対応を実施してください。

プライマリー VNIC の設定変更

  1. [Compartment] で sios20-c を選択し、一覧で sios20-node1 (または sios20-node2) を選択します。
  1. sios20-node1 (または sios20-node2) の詳細ページにて [Attached VNICs] > [vnicyyyyMMddHHmmss (Primary VNIC)] のレコード右端の [︙] をクリックし、[Edit VNIC] を選択します。(yyyyMMddHHmmss はおそらく該当 VNIC の生成時刻と思われます。)
  1. 以下の設定値を変更して保存します。(sios20-node2 用のパラメーターも並列に記載します)
入力項目名 設定値
sios20-node1 sios20-node2
Name sios20-node1-vnic1 sios20-node2-vnic1
Skip source/destination check 有効

セカンダリー VNIC の新規作成

  1. sios20-node1 (または sios20-node2) の詳細ページにて [Attached VNICs] > [Create VNIC] をクリックします。
  1. 表示された入力フォームで次のように設定値を入力し、セカンダリー VNIC を sios20-node1 用と sios20-node2 用で 2 つ作成します。
入力項目名 設定値
sios20-node1 sios20-node2
VNIC information
Name sios20-node1-vnic2 sios20-node2-vnic2
Select a virtual cloud network sios20-vcn
Network Normal setup: subnet
Select a subnet sios20-subnet3
Use network security groups to control traffic 無効
Skip source/destination check 有効
Primary IP information
Primary IP address 10.0.3.11 10.0.3.12
Assign a public IPv4 address 無効 (変更不可)
DNS record Do not assign a private DNS record (変更不可)

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