概要
LifeKeeper for Windows はリソースの稼働状態を監視し、サーバー間に設定したコミュニケーションパスを使用してフェイルオーバーを実行します。LifeKeeper for Windows の障害検出機能とリソースリカバリー機能を利用するには、サーバー間の通信をアクティブに保つことが重要です。そのためには、異なるプロトコルを使用して複数のコミュニケーションパスを定義し、通信回線の障害に起因するシステムのフェイルオーバーを回避する必要があります。
LifeKeeper for Windows でリソースやリソース階層を定義するには、各サーバーにコミュニケーションパスを定義しておく必要があります。LifeKeeper for Windows は定義したコミュニケーションパスを介して、ノード間のリソース定義と状態を調整し、障害の検出とリカバリーを実行します。
コミュニケーションパスの種類 では、コミュニケーションパスに関する以下の項目について説明します。
- コミュニケーションパスの種類: 2 台のサーバーで構成するクラスタでは、2 種類のコミュニケーションパス (TCP/IP、共有ディスク) を使用できます。3 台以上のサーバーで構成するクラスターでは、TCP/IP コミュニケーションパスだけを使用できます。
- LifeKeeper for Windows のハートビート: サーバー間のコミュニケーションパスの主な機能は、LifeKeeper for Windows のハートビートを通信することです。ハートビートは、接続先サーバーの死活を監視するために、一定の間隔で送信される信号です。
- セーフティチェック: すべてのコミュニケーションパスが停止すると、LifeKeeper for Windows はセーフティチェックを実行してシステム障害を検査した後、フェイルオーバを実行します。
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