Quorum/Witness共通のパラメーター

これらのパラメーターは設定後、すぐに反映されます。

パラメーター名 意味 設定値 デフォルト値
QUORUM_MODE Quorum モードを指定します。 majority

storage

none または off
off
WITNESS_MODE Witness モードを指定します。 remote_verify

storage

none または off
remote_verify
QUORUM_LOSS_ACTION Quorum が失われた場合の動作を指定します。 osu osu
QUORUM_QUARANTINE_SECS LifeKeeperサービスがQuorumを失った後、再起動するまで待機する秒数を指定します。 300

QUORUM_MODEおよびWITNESS_MODEが storage の場合のみ有効なパラメーター

これらのパラメーターを反映させるには qwk_storage_init を実行してください。

パラメーター名 意味 設定値 デフォルト値
QWK_STORAGE_TYPE
共有ストレージのタイプを指定します。

QUORUM_MODEがstorageの場合は、必ず指定してください。
file

aws_s3
(未設定)
QWK_STORAGE_HBEATTIME QWKオブジェクトを読み書きする間隔を秒単位で指定します。この設定はLCMHBEATTIMEの設定より大きいまたは同じである必要があります。

QWK_STORAGE_TYPE=aws_s3の場合は、この値を7以上に設定することを推奨します。
5以上10以下の整数値 6
QWK_STORAGE_NUMHBEATS Witnessチェックで対象ノードに障害が発生していると判断するための値を指定します。QWKオブジェクトの読み込みにおいて、このパラメーターに指定した回数以上更新が停止していると、対象ノードに障害が発生していると判断します。この設定はLCMNUMHBEATSの値以上である必要があります。 3以上の整数値 4

QWK_STORAGE_OBJECT_<ホスト名>

注記: ホスト名に”-”を含む場合、アンダースコア “_” に置き換えてください。 (例:LKSIOS-1 → LKSIOS_1)

注記: ホスト名にはすべて大文字を使用してください。

注記: LifeKeeperで使用するホスト名は lcduname コマンドで調べることができます。

QWKオブジェクトのパスを指定します。クラスター内のすべてのノードのパスを指定する必要があります。

[QWK_STORAGE_TYPE が file の場合]

ファイルサーバー上のファイルのパスを指定してください。

(設定例)

QWK_STORAGE_OBJECT_NODEA=//file_server/sharename/NODEA
QWK_STORAGE_OBJECT_NODEB=//file_server/sharename/NODEB

[QWK_STORAGE_TYPE が aws_s3 の場合]

Amazon S3 オブジェクトの s3uri を指定してください。LifeKeeper が動作しているリージョンと異なったリージョンの S3 オブジェクトを使用してください。1リージョンで十分ですが、2リージョン指定する場合は、カンマ区切り(スペースは含まない)で列挙してください。

(設定例 1)

QWK_STORAGE_OBJECT_NODEA=s3://bucket1/NODEA,s3://bucket2/NODEA
QWK_STORAGE_OBJECT_NODEB=s3://bucket1/NODEB,s3://bucket2/NODEB

(設定例 2)

QWK_STORAGE_OBJECT_NODEA=s3://bucket/quorum/NODEA
QWK_STORAGE_OBJECT_NODEB=s3://bucket/quorum/NODEB

注記: NODEAおよびNODEBは、ディレクトリではなく通常のファイルである必要があります。

インターネットに接続できない環境から別リージョンのAmazon S3にアクセスする場合、またはAmazon S3互換のオブジェクトストレージにアクセスする場合はエンドポイントの指定が必要です。QWK_STORAGE_OBJECT_<ホスト名>でs3uriに引き続き + 文字をはさんでS3エンドポイント、さらに + 文字をはさんでリージョンを指定します。例えば以下のようになります。

QWK_STORAGE_OBJECT_NODEA=s3://bucket/quorum/NODEA+https://bucket.vpce-XXXX.vpce.amazonaws.com/+us-east-1
QWK_STORAGE_OBJECT_NODEB=s3://bucket/quorum/NODEB+https://bucket.vpce-XXXX.vpce.amazonaws.com/+us-east-1
文字列(最大長は256文字) (未設定)
HTTP_PROXY
HTTPS_PROXY
NO_PROXY
AWS CLIの通信をプロキシ経由で行う場合に設定してください。ここで設定した値がそのままAWS CLIへ渡されます。詳しくは AWS のドキュメント を参照してください。このパラメーターは Recovery Kit for EC2 や Recovery Kit for Route53 と共通のパラメーターです。 文字列 (未設定)

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