Samba 設定ファイルにはさまざまな命令を多数記述できますが、ここでは LifeKeeper の設定に影響を及ぼす項目に絞って説明します。設定ファイルに関しては、次のようにい くつか重要な点があります。

  • 設定ファイルは提供する共用 (すなわちサービス) に対応するセクションから構成 されます。設定ファイルの各セクションには、その共用に特有の設定オプション(すなわち命令) が記述されます。
  • 指定された命令は Samba Recovery Kit によって妥当性が検査されます。命令が適切に 設定されていない場合は、Samba リソースの作成に失敗します。
  • Samba のデフォルト設定ファイルは、通常、smb.conf という名前で、/etc または /etc/samba(Linux ディストリビューションによって異なる)内にあります。
  • 設定ファイルの名前はクラスタ内で重複してはなりません。また、アクティブ/アクティブ設定の場合は、各サーバの異なるディレクトリ内にある必要があります。名前または場所が重複してはいけないのは、Samba Recovery Kit がバックアップ・サーバの同じ場所に拡張するときに、設定ファイルのコピーが作成されるためです。
  • アクティブ/スタンバイ設定で Samba デーモンのインスタンスを 1 つだけ実行する 場合は、デフォルト設定を使用できます(これを推奨します)。この場合、Samba デーモンの自動起動を無効にする必要があります。
  • アクティブ/スタンバイ設定で複数のSambaインスタンスを実行する場合、またはアクティブ/アクティブ設定を使用する場合は、Samba設定ファイルの名前を重複させることはできません。Sambaの複数インスタンスを実行する場合の要件と詳細については、「Sambaの複数インスタンスの実行 」を参照してください。

次のセクションでは、LifeKeeper で Samba の共用を保護するのに必要なオプションも含めて、設定ファイルのセクションについて説明します。

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