一般的なヒント
SAP MaxDB Recovery Kitの使用中に、次のエラーメッセージが表示される場合があります。
The tunable MAXDB_ILB_ENABLED is set in the LifeKeeper defaults file for Internal Load Balancer support. Protecting multiple SAP MaxDB resources in this configuration requires all SAP MaxDB resource hierarchies to share a common resource. | 各 SAP MaxDB リソースに対して共通するリソースに依存関係を作成、もしくは内部向けのロードバランサーのサポートを無効にしてください。Azure にもあるような内部向けロードバランサー (ILB) は、 1 つのサーバーのみで X サーバーポートをアクティブにする必要があります。LifeKeeper の SAP MaxDB リソースに対する in-service 操作により、X Server の処理が開始します。 通常の out-of-service の操作では、X サーバーの処理は停止しません。 LifeKeeperの設定ファイル( /etc/default/LifeKeeper )で MAX_ILB_ENABLED を設定することで、ノード内最後の SAP MaxDB リソースが削除されたときに、X サーバープロセスも停止するようにサービス停止の動作を変更できます。この時、LifeKeeper が X サーバーを1つのサーバーのみでアクティブにしておくために、すべての SAP MaxDB リソースが同じ階層にある必要があります。 複数の SAP MaxDB リソースを単一の階層に配置するには、以下の手順で階層の最上位にルートノードとして Generic Application リソースを作成します。
ターミナルリーフノードを使用することもお勧めします。ユーティリティー上に単一のルートリソースを作成したら、create_terminal_leaf を使用して、階層の各ブランチに Generic Application リソースを作成できます。上記で作成したルートリソースのタグが「MaxDB_root」の場合、リーフノードを作成するには、「create_terminal_leaf MaxDB_root」を実行します。 ルートリソースとターミナルリーフリソースとの依存関係を作成して、新しい SAP MaxDB リソースを階層に追加する必要があります。 |
Unable to create pipe /usr/spool/sql/fifo/<db instance> | /usr/spool/sql ディレクトリには、データベースインスタンスを所有するシステムユーザーのアクセスを許可するための適切な権限が必要です。 |
Open device space <dev> permission denied | バックアップとプライマリ上のデバイス領域では、同じユーザーおよびグループの権限に加え、同じ所有者が必要です。 |
Unable to set uid on startup | <DependPath>/pgm/dbmsrv の setuid ビットを設定する必要があります。ファイルの所有者は SAP MaxDB システムユーザーでなければなりません。 |
runtime environment error | 考えられる原因に対し、それぞれ解決策が存在します。
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open Registry: Permission denied | /usr/spool/sql/ini は、SAP MaxDB ソフトウェアを所有しているユーザーおよびグループが所有する必要があります。さらに、ユーザーおよびグループはこのディレクトリで読み取り/書き込みのアクセス権限を持っている必要があります。 |
ERR_USRREAD: could not read user data | <IndepDataPath>/config/<db instance> の設定ファイルがサーバーに存在しないか、適切なアクセス権限がありません。データベースインスタンスを所有しているシステムユーザーに対して適切なアクセス権限が設定されたファイルが存在することを確認してください。 |
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