I/Oフェンシングは、障害ノードをデータから切り離すことにより、共有ストレージへの非協調的なアクセスを防止する機能です。複数のサーバが同じデータにアクセスできる環境では、データの破損を防ぐためにすべての書き込みを制御された方法で行うことが不可欠です。障害検知メカニズムが破綻した場合、この破綻によってノード障害に似た状況になるため問題が発生します。例えば、2 ノードクラスタで 2 つのノード間の接続に障害が発生した場合、各ノードは相手側に障害が発生したと「思い込む」ため、両方のノードがデータに対する制御を獲得しようと試みてデータの破損につながります。I/O フェンシングは、特定のノードからのデータアクセスをブロックすることによりこのデータ破損のリスクを排除します。
なお、DataKeeper 構成では、DataKeeper 構成での I/O フェンシング を参照して下さい。
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