手動スイッチオーバを開始することによって、WebSphere MQ リソース階層をテストできます。これにより、プライマリサーバからバックアップサーバへのリソースインスタンスのフェイルオーバをシミュレートします。
[Edit] メニューの [Resource] から [In Service] を選択します。例えば、バックアップサーバで In Service 要求を実行すると、アプリケーション階層はプライマリサーバでは out of service になり、バックアップサーバで in service になります。この時点で、元のバックアップサーバがプライマリサーバに、元のプライマリサーバがバックアップサーバになります。
Out of Service 要求を実行すると、アプリケーションは他のサーバで in service にならずに、out of service になります。
共有ストレージの設定のテスト
WebSphere MQ の共有ストレージの動作をテストするには、次の手順を行います。
- プライマリサーバ上に一時的なテストキューを作成します。このとき、パーシスタンスはデフォルトの 「yes」 にします。
mqm@node1:/opt/mqm/samp/bin> runmqsc TEST.QM
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Starting MQSC for queue manager TEST.QM.
define qlocal(TEST) defpsist(yes)
1 : define qlocal(TEST) defpsist(yes)
AMQ8006: WebSphere MQ queue created.
end
2 : end
One MQSC command read.
No commands have a syntax error.
All valid MQSC commands were processed.
- 次のコマンドで、メッセージをプライマリノード上に作成されたテストキューに追加します。
mqm@node1:/opt/mqm/samp/bin> echo “HELLO WORLD on NODE1” | ./amqsput TEST TEST.QM
Sample AMQSPUT0 start
target queue is TEST
Sample AMQSPUT0 end
- 次のコマンドでテストキューを表示し、メッセージが格納されたことを確認します。
mqm@node1:/opt/mqm/samp/bin> ./amqsbcg TEST TEST.QM
「HELLO WORLD on NODE1」とその他の出力内容を含むメッセージが表示されます。次の行を探し、Persistence が 1 であることを確認します。
[…]
Priority :0 Persistence :1
[…]
- リソース階層をスタンバイノードに切り替えます。
- キューマネージャが現在アクティブになっているスタンバイサーバ上で、手順 3 を再び実行します。メッセージがスタンバイサーバ上でアクセス可能になります。アクセス可能でない場合、ストレージの設定を確認してください。
- キューマネージャが現在アクティブになっているスタンバイサーバ上で、テストキューからメッセージを取得します。
mqm@node1:/opt/mqm/samp/bin> ./amqsget TEST TEST.QM
Sample AMQSGET0 start
message <HELLO WORLD on NODE1>
<now wait 15 seconds>
no more messages
Sample AMQSGET0 end
- 手順 1 で作成したテストキューを削除します。
mqm@node1:/opt/mqm/samp/bin> runmqsc TEST.QM
5724-B41 © Copyright IBM Corp. 1994, 2002. ALL RIGHTS RESERVED.
Starting MQSC for queue manager TEST.QM.
delete qlocal(TEST)
1 : delete qlocal(TEST)
MQ8007: WebSphere MQ queue deleted.
end
2 : end
One MQSC command read.
No commands have a syntax error.
All valid MQSC commands were processed.
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